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マイクロ波化学株式会社

マイクロ波化学、カーボンニュートラルに向けた取組み推進を決定「C NEUTRAL 2050 design」について

(PR TIMES) 2021年06月02日(水)12時15分配信 PR TIMES

マイクロ波化学株式会社(大阪府吹田市)は2021年5月18日、カーボンニュートラルに向けた取組みを“C NEUTRAL 2050 design”(略称 ”CN 2050 design”)として推進していくことを決定しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/76344/4/resize/d76344-4-353446-1.png ]


CO2排出削減策として製造プロセスの電化がカギとされているものの、大型化や効率の観点から課題が多く、現段階では、具体的なソリューションが確立されていません。当社は、再生可能エネルギーによる「電化」と「マイクロ波プロセス」の2つの要素を掛け合わせて製造プロセスを構築することで、石油・石炭など化石燃料由来のエネルギーを利用する従来プロセスと比較して90%以上のCO2排出削減を可能とします。

マイクロ波は電気を利用するエネルギー源で、物質を直接・選択的に加熱できる特徴があり、当社は、マイクロ波をプラント規模へのスケールアップを可能とする「マイクロ波プラットフォーム技術」を実現しました。国内外のさまざまな企業との共同開発やプラントの立ち上げを行い、世界に先駆けてマイクロ波プロセスを産業分野に導入しています。

また、2022年には年間数百t規模のマイクロ波を使ったプラスチックの熱分解法(ケミカルリサイクル)の実証試験を計画しています。2030年までのロードマップとして、さらなる大型化の技術を確立し、膨大なCO2排出量・エネルギー消費量を伴う石油化学プロセスをマイクロ波プロセスに置き換えていきます。

マイクロ波化学は、今後も“C NEUTRAL 2050 design”を加速させ、化学産業へのマイクロ波プロセスの導入を通じて、カーボンニュートラルの実現をリードして参ります。


<参考資料>
■コーポレートサイト内「3分でわかるマイクロ波化学」
マイクロ波の特徴や当社のイノベーションについて簡単にわかりやすく紹介しています。
https://mwcc.jp/company/three_minutes/

■コーポレートサイト内“C NEUTRAL 2050 design”特設ページ
“C NEUTRAL 2050 design”について図表を用いて詳しく説明しています。
https://mwcc.jp/carbon_neutral/


■マイクロ波によるCO2排出削減イメージ
[画像2: https://prtimes.jp/i/76344/4/resize/d76344-4-748778-0.png ]


■マイクロ波によるCO2排出削減のメカニズム
1. エネルギーソースの切り換え(=電化)
マイクロ波は電気を用いて発生させるため、化石燃料を使用せずに化学プロセスを構築することが可能になります。更に再生可能エネルギー由来の電気を選択することで、CO2排出を大幅に削減できます。

2. マイクロ波による高効率プロセスの構築(=マイクロ波プロセス)
CO2排出の削減だけでなく、マイクロ波プロセスは従来のスチーム等を用いるプロセスと比較して、投入するエネルギー当量の削減が可能となります。工業プロセスにおける電気をマイクロ波に変換し、物質へ供給するエネルギー効率は80%程度であり、変換ロスが非常に少ないことが特徴です。更に、マイクロ波は物質を直接、選択的に加熱できるため、反応(合成や乾燥、焼成など)に必要なエネルギーを必要な分だけ供給できるため、反応効率を数倍に高めることが可能です*。これにより、プロセス全体のエネルギーロスを低減し、省エネになります。

*反応効率はマイクロ波を導入するプロセスによって異なります。


■当社のマイクロ波の適用事例
[画像3: https://prtimes.jp/i/76344/4/resize/d76344-4-496858-2.png ]


■技術適用領域
医薬、電子材料、食品、燃料などの領域の他、ペプチド医薬や核酸医薬といった医薬品分野や、廃プラ分解によるケミカルリサイクルといった環境分野の開発・事業化にも注力しております。化学産業の上流に位置する石油化学分野の研究開発実績も蓄積してきており、鉄鋼製造や小型装置の開発など、従来の化学プロセス以外の領域への展開にも着目しております。


【マイクロ波化学株式会社について】
2007年創業。マイクロ波を活用した製品製造プロセスの高度化・合理化や、従来技術では製造困難な新素材の開発に取り組むスタートアップ企業です。医薬、電子材料、食品、燃料など、幅広い分野の製造プロセスへ応用が可能で、国内外の様々なメーカーとの共同開発やプラント立ち上げを進めています。

【マイクロ波について】
マイクロ波は、家庭用電子レンジや通信分野において使われてきた電磁波で、物質を直接、選択的に加熱できる特徴を持っています。マイクロ波は電気から作ることが可能で、再生可能エネルギー活用によるCO2削減にも貢献しうる環境調和型の技術でもあります。



プレスリリース提供:PR TIMES

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