プレスリリース
イイニクの日にイイニクいけど、将来、お肉が不足します。長野県で食用コオロギの養殖に挑むクリケットファーム。コオロギオイルでは特許も出願中
ゲテモノ扱いは時代遅れ。昆虫食に市民権を。肉、魚を手に取るように、昆虫食が普通の選択肢として日常に溶け込む世界を目指す、CricketFarm(クリケットファーム)です。
株式会社CricketFarm(以下、クリケットファーム)は、長野県岡谷市にて、食用および美容向けの商品開発を目的としたコオロギの養殖を開始いたしました。これまでINDETAILグループとして培ってきた先進技術を駆使し、古来より昆虫食が根付く諏訪地方にて、IoTを用いた次世代型のスマート養殖を展開してまいります。
やがて訪れる食糧危機。ブームではなくマストな昆虫食
[画像1: https://prtimes.jp/i/90261/1/resize/d90261-1-b05405bc1fe3640d572a-9.jpg ]
昨今、昆虫食がにわかに注目を集めています。しかし、これは決して一時的なブームなどで終わらせてはいけません。世界には食糧危機が刻々と迫りつつあり、近い将来、動物性タンパク質が不足すると言われているからです。
現在、日本では人口減少が叫ばれていますが、世界全体としての人口は増加傾向にあります。2019年の国連の発表によると、世界の人口は同2019年の77億人から2050年には97億人と、約30年で20億人も増加すると予測されています。となると懸念されるのはさまざまな物資の争奪戦が起こることです。
私たちが生きていくために必要な「動物性タンパク質」においてその懸念は大きく、家畜を育てるための穀物価格の高騰や急激な人口増加に伴い、世界的な動物性タンパク質の不足が起こると言われています。そこで必要となってくるのが、動物性タンパク質の新たな選択肢となる「コオロギ」なのです。
時代がコオロギに追いついた? 持続可能で環境に優しいワケ
[画像2: https://prtimes.jp/i/90261/1/resize/d90261-1-76a1adf408237c936659-6.png ]
私たちが養殖を行うコオロギは、牛や豚などの家畜に比べ、環境への負荷が少ないという利点があります。タンパク質1キロを生成するために必要な水・餌・敷地、その全てにおいて牛や豚よりも圧倒的に少なく済み、また排出される温室効果ガスもわずかです。それでいて可食部をほぼ100%としてロスなく製品化することも可能です。育てるにはライト、捨てる部位もほぼなし。コオロギは言わば、環境に優しく、持続可能な、次代を担う食べ物なのです。それを裏付けるかのごとく、2018年にEUでは食品の安全性評価にて昆虫食が「新規食品」として認められています。
拠点は長野県・諏訪。歴史ある昆虫食文化に、次世代技術をプラスする
[画像3: https://prtimes.jp/i/90261/1/resize/d90261-1-1161e277c2583b72e472-5.jpg ]
クリケットファームは2021年8月に長野県・岡谷市に創業したスタートアップです。長野県の中心に位置する諏訪地域では、古くより昆虫を食す文化が根付いており、蚕で栄えた歴史を持つ岡谷市でもまた、そのさなぎをタンパク源として食してきました。私たちは古来より受け継がれる昆虫食文化に敬意を払いつつ、INDETAILグループとしてこれまで培ってきた、ブロックチェーンやスマート酪農などの先進技術のノウハウを注ぎ込み、従来になかった次世代型のスマート養殖に挑戦していきます。
国内初、純国産のコオロギオイルも製造(特許出願中)
[画像4: https://prtimes.jp/i/90261/1/resize/d90261-1-830926547db91a0835fc-8.jpg ]
クリケットファームでは食用コオロギに加えて、国内では初となる純国産の100%コオロギオイルの製造も行います(※当社調べ)。養殖から搾油までの全6工程においては独自の製造工程を確立。この製造工程については現在特許も出願中です。
抽出するコオロギオイルにつきましては、コロナ禍におけるおうちケア需要を見込み、スキンケア・ヘアケア商品の開発を視野に、コスメブランドなどへのB2B向け原料として供給をしてまいります。
会社概要
[画像5: https://prtimes.jp/i/90261/1/resize/d90261-1-65d539c0128b1260a189-7.png ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/90261/table/1_1_35b20dbb69d42c29e714f3e2cf5426ee.jpg ]
プレスリリース提供:PR TIMES