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日本電信電話株式会社

五月病に悩む方も多いシーズンに向けNTTが進めているウェルビーイング・メンタル関連研究を紹介

(Digital PR Platform) 2023年04月27日(木)17時29分配信 Digital PR Platform

 新生活での環境の変化に伴うストレスが主な原因となり、ゴールデンウィーク後に陥ることの多い五月病について、毎年話題に上りますよね。
 2021年11月に国際規範に則った国内外共通の「NTTグループ人権方針」を策定したNTTは、ウェルビーイングの最大化に向けた技術の研究開発も進めています。
 今回は、ウェルビーイングやメンタルヘルスへの関心が高まるこのタイミングで、各地で行っている実証実験や研究の進捗を紹介します。
 なお、各研究に関する個別取材も受け付けておりますので、お問い合わせくださいませ。

------------------- ウェルビーイング×地域創生に関する研究 --------------------

(高野山×Social Well-being / 「SUGATAMI」を活用したまちづくりの実現に向けた支援)

 NTTはデジタルとリアルが密接に関わる社会で、個人と集団のよい状態が共存する「Social Well-being」のコンセプトを提唱し、これを可能にする社会の実現をめざした研究開発を行っています。その具体的な取り組みである「日本文化・伝統に基づくSocial Well-being」の実証実験の第1弾として、世界遺産の和歌山県・高野山を対象とした「高野山×Social Well-being」を進めています。
 これまでの自治体は、定量的な客観データを指標とし、経済を軸に運営されてきましたが、近年、まちづくりにはまちの経済価値だけではなく、地域・住民の幸せ(ウェルビーイング)を軸にした価値が求められ始めています。そこで、住民の満足感や幸福感といった主観データが指標に加われば、より住民目線でサステナブルな運営スタイルを確立していくことができると考えています。関連する取り組み「SUGATAMI」について紹介します。

■高野山×Social Well-being
 高野山の伝統的な文化・自然や人との関わりをメタバース空間や身近な生活圏内で感じられる体験を創出することで、体験に関わる人々のウェルビーイングを支援するとともに、地域の関係人口創出・拡大による地域創生をめざしています。
 また、ウェルビーイングに基づくサービスや社会の仕組みを共創するプロセスを方法論化した「Well-beingデザインフレームワーク」の研究開発にも取り組んでいます。

本件に関して、NTTの考えるウェルビーイングや今後の展開についても個別取材を受け付けています。
詳細はこちらをご覧ください。

・メタバース空間×リアル空間におけるWell-being体験を通じて地域創生に貢献
(2023年3月20日発表 プレスリリース)
https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/03/20/230320a.html


・多様な人々との社会共創を実現する Social Well-being研究
(2023年4月14日公開 公式YouTube動画)
https://www.youtube.com/watch?v=JWHKallpfOM


・「Social Well-being」を具現化する技術 EASE
(2023年4月14日公開 公式YouTube動画)
https://www.youtube.com/watch?v=OqVhHCPcjW0


・EXを高めCXを創出するSocial Well-being
(NTT R&Dフォーラム展示内容)
https://www.rd.ntt/forum/2022/doc/B-E02.pdf


・人々の多様な活動を自律的に支援する環境構成技術「EASE」
(NTT R&Dフォーラム展示内容)
https://www.rd.ntt/forum/2022/doc/B-E01.pdf


・人と社会のWell-beingを可能にする研究開発の取り組み
(NTT技術ジャーナル)
https://journal.ntt.co.jp/article/19106

 

[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/2341/70848/700_351_202304271342426449fd424115c.JPG

図1:高野山におけるSocial Well-beingの実証実験 生活圏での体験イメージ

■「SUGATAMI」を活用したまちづくりの実現に向けた支援
 これまでの自治体は、定量的な客観データを指標とし、経済を軸に運営されてきましたが、近年、まちづくりにはまちの経済価値だけではなく、地域・住民の幸せ(ウェルビーイング)を軸にした価値が求められ始めています。そこで、住民の満足感や幸福感といった主観データが指標に加われば、より住民目線でサステナブルな運営スタイルを確立していくことができると考えています。
 「SUGATAMI」は、まちの魅力や住民の主観データを可視化することで、ウェルビーイングの最大化に貢献することを目的としています。

本件に関して、「SUGATAMI」の活用事例や今後の展開についても個別取材を受け付けています。
詳細はこちらをご覧ください。

・まちの「いま」を映す鏡「SUGATAMI」を活用した"サステナブルでWell-beingな"まちづくりの実現に向けた支援を開始
(2022年11月24日発表 プレスリリース)
https://group.ntt/jp/newsrelease/2022/11/24/221124a.html


・まちの「いま」を映す鏡「SUGATAMI」 公式サイト
https://digital-is-green.jp/sugatami/

 

[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/2341/70848/700_459_202304271342426449fd424c08f.JPG

図2:SUGATAMI 「まちのカタチ」機能イメージ
 
-------------- ウェルビーイング×バイオデジタルツインに関する研究 ---------------
(ウェアラブル深部体温センサ技術)
 
 NTTでは、IOWN※構想の構成要素の1つであるデジタルツインコンピューティングによって、人それぞれの心身の精緻な写像(バイオデジタルツイン)を実現することをめざしています。バイオデジタルツインの構成要素となる「心身の未来予測技術」「生体センシング技術」「心臓異常検知・予知技術」「体内ミクロ治療技術」などのテーマを柱に、基礎から応用研究まで幅広く取り組んでいます。
 多様な情報を基に構築されたバイオデジタルツインを用いて、その人の思考や取り巻く環境の影響なども踏まえた心身の状態を評価することで、さまざまなリスクを予測・回避することができるのではないかと考えています。ほかにも、投薬の効果や手術のシミュレーションによる治療効果の最大化なども期待できます。

■ウェアラブル深部体温センサ技術
 近年、医療現場でも用いられる重要なバイタルサインでもある深部体温が、体内リズムを反映する指標としても注目されています。体の核心部の温度である深部体温の測定を精確に行うためには、体腔内にセンサを挿入する必要がありましたが、負担が大きいことが課題となっています。NTTでは熱の流れに着目し、体にセンサを貼るだけで深部体温を測定可能とする技術の研究を行っています。

本件に関して、技術の詳細や今後の展開についても個別取材を受け付けています。
詳細はこちらをご覧ください。

・体内リズムの可視化をめざしたウェアラブル深部体温センサ技術
(NTT技術ジャーナル)
https://journal.ntt.co.jp/article/13510


・バイオデジタルツインが創造するデータ駆動型の医療健康支援
(NTT技術ジャーナル)
https://journal.ntt.co.jp/article/13473

 

[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/2341/70848/700_281_202304271342426449fd4227b53.JPG

図3:NTTが研究開発を行う深部体温センサ
 
-------------------------- その他 メンタルに関する研究 -------------------------
(何かに触りたいという欲求の変化)
 
 東京大学との共同研究により、ソーシャルメディア上のテキストデータを解析することで、新型コロナウイルス感染拡大時に、他者、動物、物など、何かに触りたいという日本人の欲求(触りたさ)に変化が生じたことを発見しました。

■何かに触りたいという欲求の変化
 ソーシャルメディアに投稿された「○○を触りたい」「〇〇を触りたくない」というフレーズを含むテキストデータに着目し、これらのテキストデータを解析することで、新型コロナウイルス感染拡大時に、触りたい欲求の程度がどのように変化したかを調べました。
 その結果、人や動物など生物の肌のぬくもりを求める欲求(スキンハンガー)の慢性化が起きていることや、ドアノブなどの物への接触を避けたいという欲求が強くなっていることを発見しました。これらの触りたさの変化は、新型コロナウイルス感染拡大時のいわゆるソーシャルディスタンスの確保や外出制限が影響したと考えられます。
 触りたさに関するこの発見は、例えば、日常生活において人が何かに触りたいと思う時に働く心理メカニズムの解明、消費者が自然と触りたくなる製品設計、感染拡大などの実問題が人々の意識に与える影響の予測などにも応用できる見込みがあります。

本件に関して、テキストデータ解析のポイントについても個別取材を受け付けています。
詳細はこちらをご覧ください。

・新型コロナウイルス感染拡大時に、何かに触りたいという欲求に変化が生じたことを発見
(2022年5月27日発表 プレスリリース)
https://group.ntt/jp/newsrelease/2022/05/27/220527a.html

 


[画像4]https://user.pr-automation.jp/simg/2341/70848/700_348_202304271342426449fd4243a44.JPG


図4:人や動物など生物への触りたさの変化
 

[画像5]https://user.pr-automation.jp/simg/2341/70848/700_330_202304271342426449fd423e9dd.JPG

図5:ドアノブなど非生物への触りたくなさの変化

 今後も、NTTはウェルビーイングやメンタルヘルスに関わる研究開発を進め、多様な文化や価値を理解し、互いに共生できるような社会およびIOWN構想実現への貢献をめざしてまいります。

 なお、各研究に関する個別取材も受け付けておりますので、ご希望の場合は以下のお問い合わせ先までご連絡くださいませ。

※「IOWN(アイオン)構想」:革新的な技術によりこれまでのインフラの限界を超え、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用した高速大容量通信、膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想です。

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