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工学院大学学生が東日本大震災被災地でボランティア -- 防災啓発活動を続け、震災の記憶と教訓を次世代に繋ぐ

(Digital PR Platform) 2022年10月07日(金)14時05分配信 Digital PR Platform



工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市) の学生は、9月4日(日)、東北福祉大学(仙台市)、神戸学院大学(神戸市)の学生達と東松島市あおい地区を訪れ、草刈りと町内清掃をしました。みやぎ東日本大震災津波伝承館(石巻市)では、被災状況と協働のまちづくりを作り上げてきた経緯を伺い、「私たちができることで東日本大震災の教訓を若い世代に繋ぎ、災害への備えを促そう」と思いを強くしました。




 今回の活動はTKK3大学連携プロジェクトの一貫として行われました。文系・理系が融合し3大学がそれぞれの特徴を活かして、防災・減災や環境に関する高度かつ実践的な教育をしています。活動を通して学んだ被災者の実体験を、工学院大学は災害時の地域間・大学間のネットワーク構築につなげます。
 被災地でのボランティア活動は、東北福祉大学のコーディネートで実現しました。学生たちが訪れたあおい地区は、津波を受け復興計画により街並みが一転した歴史を持ちます。8月末にオンラインで交流していた3大学の学生たち9人は、地区の方々と清掃し、その後訪れた津波伝承館では、同館展示に協力する小野竹一あおい地区会長の語りにじっと聞き入りました。学生たちは、東日本大震災の揺れや命を守った行動が次の10年に繋がるには何をしたら良いかを考えながら、各地での防災啓発活動を今後も続けます。

■参加学生コメント:井上隼輔さん(工学院大学まちづくり学科3年)
 身近に福島出身者がいて状況は聞いていましたが、石巻で被災した小学校を見、伝承館の屋根が2011年3月11日に襲った津波と同じ高さと聞き、初めて「本当にものすごい被害だ」と実感しました。災害対策として、堤防や建物などを強化する方法もありますが、私は、地域住民一人一人の行動に繋がる方法を考えたいです。具体的には、火事現場は火の粉が自分に降りかかるかもしれないのに、なぜ野次馬として見に行くのかなど、災害に対する行動と心理の関係に関心を持っています。防災意識は高い人から低い人までさまざまなので、最低限の情報を多くの人が持つことを目指して、危機管理分野も深めたいと思っています。


■今後の3大学による活動予定
 TKK3大学の活動は2010年にスタートし、3大学間遠隔授業や夏季特別授業、イベント合同出展などを通して、防災・減災を共に学んできました。2020年度・2021年度は活動を一時見合わせたものの、2022年度は新たなメンバーで活動を再開しています。最大の特徴は、住む地域が異なり、各学生が大学で専門に学ぶ領域は工学系、福祉系、文系と異なる中、災害や対策について語り合う点です。学生達は活動のたびにそれぞれの専門を活かした着眼点に感心し、活動を続ける吸引力にもなっています。

 2022年10月 「ぼうさいこくたい」(神戸市)に出展。3大学が連携して防災啓発活動をしていることを紹介。
 2023年 2月 そなエリア東京(東京都江東区)にて防災ワークショップ開催。ビル模型を揺らす実験の実演などを予定。
 2023年 3月 救護の達人(仙台市)で、救護技術の速さと正確さを競う大会に出場し、プレイベントでは3大学連携活動を展示(予定)。


▼本件に関する問い合わせ先
工学院大学 総合企画部広報課
堀口、樋口
住所:東京都新宿区西新宿1-24-2
TEL:03-3340-1498
メール:gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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