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プレスリリース

玉川大学量子情報科学研究所 世界初となる出口指向に基づく量子情報技術「自動運転用の新量子レーダーカメラ、超高速の新量子暗号の詳細機能」を発表 -- 光産業技術振興協会、ID認証技術推進協会で講演 --

(Digital PR Platform) 2020年02月20日(木)20時05分配信 Digital PR Platform



玉川大学量子情報科学研究所(東京都町田市 所長:相馬正宜)の廣田修(ひろたおさむ)顧問(玉川大学名誉教授 前量子情報科学研究所所長)は、2月26日に光産業技術振興協会が主催する「フォトニックデバイス・応用技術研究会」において新型の量子レーダーカメラについて、さらにID認証技術推進協会が主催する「JICSAP ID認証セミナー」において耐量子コンピュータ暗号について、本学の長年の量子通信理論の研究成果に基づいて、それらのシステムとしての詳細な機能と性能について講演を行います。




<光産業技術振興協会・フォトニックデバイス・応用技術研究会>  http://www.oitda.or.jp/
・開催日時:2月26日(水) 13:00〜18:00 廣田顧問の講演は15:20〜16:20
・講演題目:「量子レーダーカメラの基礎から応用まで〜悪天候下でも使える車載センサーに向け〜
・開催会場:上智大学 四谷キャンパス



<ID認証技術推進協会・JICSAP ID認証セミナー>  https://www.jicsap.com/
・開催日時:新型コロナウィルス感染症拡大のため開催日時調整中
・講演題目:「量子コンピュータ時代における暗号と認証〜耐量子コンピュータ暗号、量子暗号、量子認証〜
・開催会場:大日本印刷 五反田ビル ホール



※講演の申し込みについては各主催団体へお問い合わせくださいますようお願いいたします。


<講演のポイント>
 玉川大学は世界初の量子情報科学の総合研究推進機関として、多くの量子情報科学の学問的貢献を果たしてきました。1990年に世界初の量子情報科学の国際会議を創設し、20年にわたってその会議を運営してきました。それらの知見に基づき、将来の技術を予見しながら出口指向に基づいて、実用性に達する可能性の高い量子現象を利用する量子科学技術を開発しています。
 今回の光産業技術振興協会の講演では、2010年に開始した全天候型量子レーダーカメラの学問的基盤から設計基準、性能に至る全体像を初めて公開します。また、ID認証技術推進協会の講演では、量子コンピュータの解説の後、本学が開発しているY-00型量子ストリーム暗号の新理論とシステム応用に加え、耐量子コンピュータ公開鍵暗号との連携や量子認証機能についての知見を紹介します。また、一般社会人が量子情報技術について率直に抱く多数の疑問などについて的確な回答を網羅します。


<講演内容とその背景>
 量子情報科学の開発方針は物理的な興味から開始する理学的研究法と、出口戦略に基づいた機能を実現するための最適な量子現象を探求しながら研究する工学基盤研究法とに分類されます。玉川大学量子情報科学研究所は後者の理念に基づいて、量子センサー、量子暗号、量子コンピュータなどの量子技術の研究を推進してきました。(図参照)

 光産業技術振興協会の講演では、波動的な量子もつれ現象の代表である2モードスクイズド光の量子非局所性の新しい応用法を基盤とした、全天候対応のイメージセンサーである量子レーダーカメラのシステム構成と、その基礎となる本学オリジナルの量子もつれ理論、動的な霧の理論、Wiener型量子通信理論などを解説します。また、現在実施中の実験研究の進捗状況などを紹介します。さらに、論文引用数が世界トップ1%にランクされている玉川大学が発見したH-量子状態(擬似ベル状態)の論文の成果の応用としての量子ジャイロセンサーを紹介します。これらは、近未来の自動運転車をより安全に運行させるためのセンサー技術を提供することが期待されます。
 ID認証技術推進協会の講演では、暗号や認証技術の安全性保証の要となるゲート型量子コンピュータのハードウエア研究の進捗状況と、それらが抱える難問と対策を紹介しながら、ゲート型量子コンピュータの動作限界特性の詳細を紹介します。その知見に基づいて、量子コンピュータに対抗する耐量子コンピュータ暗号の候補である数理的な耐量子コンピュータ公開鍵暗号、情報理論的安全な量子鍵配送、量子ストリーム暗号などの最新の技術を解説します。
 量子コンピュータは従来型のコンピュータに比べて飛躍的に優れた計算能力を持つことが理論予測されており、世界的な規模で開発競争が実施されていますが、暗号解読のための量子コンピュータは大規模な量子ゲートの組み合わせ回路の実現が必須です。しかし、大規模量子CPUの実装において避けることができない量子ノイズによって、計算の能力は量子アルゴリズム依存となります。この能力限界を基に、鍵配送や認証技術を目的として数理的な耐量子コンピュータ公開鍵暗号の開発が実施されます。一方、量子鍵配送暗号は鍵情報などの秘密情報に対する盗聴者の推測確率という安全性評価のもとに開発され、情報理論的安全な暗号として世界の多くの研究機関が連携して実装時のシステム特性の高性能化に取り組んでいます。本講演では、これらの魅力的な技術とともにデータを暗号化する共通鍵暗号の耐量子コンピュータ暗号であるY-00型量子ストリーム暗号も解説します。それはボルン効果と呼ばれる量子ノイズによって暗号文を秘匿することで物理的に暗号解読作業を阻止する機構を持つ新しいタイプの量子暗号です。
 最後に、上記技術のインフラシステムでの応用例や最新の量子認証技術なども紹介します。



▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 玉川学園教育情報・企画部 広報課
住所:東京都町田市玉川学園6-1-1
TEL:042-739-8710
FAX:042-739-8723
メール:pr@tamagawa.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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