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特定非営利活動法人DNDi Japan

DNDiの「創薬ブースター」コンソーシアムに、メルク社(ドイツ)が新たに参加 −顧みられない病気の創薬を加速する−

(Digital PR Platform) 2017年04月20日(木)10時37分配信 Digital PR Platform

DNDiの「創薬ブースター」コンソーシアムに、メルク社(ドイツ)が新たに参加
−顧みられない病気の創薬を加速する−


[2017年4月19日スイス・ジュネーブ] 製薬企業メルク社(本社ドイツ)は、「顧みられない熱帯病(NTDs)創薬ブースター」コンソーシアムに6番目の製薬企業として参加し、世界で最も顧みられない2つの病気、リーシュマニア症とシャーガス病の初期段階の創薬を加速し且つコストを削減する新たな試みに取り組みます。

「創薬ブースター」は、参加製薬企業間の早期創薬における商業的障壁を取り除く目的で2015年にDNDi(Drugs for Neglected Diseases initiative顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ)により発足し、新たな治療の「リード化合物」を特定するための何百万という化合物を同時に探索することが可能となりました。

DNDiの最高責任者であるベルナール ぺクール医師(Dr Bernard Pecoul)は、「従来の初期段階の創薬は高コストで多大な時間を必要とします。「創薬ブースター」は、参加企業の所有する何百万もの化合物に対しDNDiが多角的な同時探索プロセスを踏むことでこれらの問題を解決します」と述べ、「メルク社の化合物コレクションが『創薬ブースター』プロジェクトに追加されることで、リーシュマニア症とシャーガス病に新たな治療法を見出すチャンスが増大します。」

「世界で10億人もの人々に影響を及ぼしている顧みられない熱帯病に対して、私たちは団結して包括的なアプローチを取るべきです。」メルク社の執行役員会のメンバーでヘルスケアビジネス部門の最高経営責任者であるベレン ガリホ(Belen Garijo, CEO)は述べています。「顧みられない熱帯病は、より新しく、より良いツールと治療法を必要としています。私たちはDNDiとのパートナーシップを通じて、顧みられない熱帯病を制圧すべく医薬品パイプラインの構築を加速させることに協力を惜しみません。」

メルク社は、この取り組みで6番目の製薬企業として化合物ライブラリーをDNDiに開放しており、すでに日本の製薬企業3社(エーザイ株式会社、塩野義製薬株式会社、武田薬品工業株式会社)、英国からアストラゼネカ(AstraZeneca plc.)、米国からセルジーン社(Celgene Global Health)が参加しています。

2年間の「創薬ブースター」の活動において、リーシュマニア症とシャーガス病を引き起こす原因となる寄生虫に対し13の集中スクリーニングプロジェクト(focused screening projects)が開始されており、そのほとんどにおいて抗寄生虫効果が改良された化合物が得られています。各プロジェクトにおいて化合物合成のコストを数万ドル節約しており、創薬プロセスをおよそ2〜3倍加速させています。プロジェクトは2017年にDNDiの誘導体最適化のポートフォリオに新たなシリーズを提供できる見込みです。このプロジェクトの初回結果は近日出版される予定です。

以上

Merckの社名について
ドイツに本社を置くMerck KGaAは1668年創業の世界で最も歴史の古い医薬品・化学品企業で、現在も製薬と化学の両分野で事業を展開しています。米国に本社を置く製薬企業Merck & Co.は第一次世界大戦後に独立企業となり現在、両社の直接の関係はなくなりました。米国のMerck & Co.は北米で「Merck」という社名を使う権利を有し、それ以外の地域ではMerck Sharp and Dohme(MSD)あるいはMSD Sharp & Dohmeとして事業を行っています。ドイツのMerck KGaAは、北米以外の国でMerckという社名を使用する権利を有し、北米では「Emanuel Merck(エマニュエル・メルク)in Darmstadt(ダルムシュタット)」の頭文字をとったEMDのブランド名を使っています。同様に医薬品事業についても、北米を除くすべての地域でMerck Seronoの名称を使い、北米ではEMD Seronoの名称で事業を展開しています。

【Drugs for Neglected Diseases initiative, DNDi:顧みられない病気の新薬開発イニシアティブについて】
1990年代後半、発展途上国の現場で医療活動に従事していた国境なき医師団のチームは、顧みられない病気に苦しむ患者を治療できないことに苛立ちを募らせていました。患者の治療に使用する医薬品の効果がなかったり、強い副作用があったり、あるいは製造中止になって使用ができないなどの問題があったためです。そこで、国境なき医師団は、1999年に受賞したノーベル平和賞の賞金の一部を、患者のニーズを重視して、顧みられない病気に対する治療薬の研究開発(R&D)に取り組むための革新的な組織の設立に充てることに決定し、スイス・ジュネーブに本部を置く非営利財団として2003年7月に正式に発足しました。DNDiはヨーロッパを中心とした多くの政府機関および私設財団から資金援助を受けて活動しています。2013年度からは日本政府も参画する公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)による資金援助も受けています。また、WHOの熱帯病医学特別研究訓練プログラム(WHO-TDR)が常任オブザーバーとして参加しています。www.dndi.org/

【DNDi Japanについて】
DNDi Japanは、2003年に日本の活動を開始し、2009年に特定非営利活動法人として東京都の認証を受けました。顧みられない熱帯病(NTDs)に苦しむ途上国の人々を援助するために日本の窓口として、DNDi本部のプロジェクトを支援し日本国内外の協力先と協働して、NTDsの治療薬開発、それに関連する能力開発、ならびに啓発活動など、発展途上国の人々の保健医療、福利厚生に貢献することを目的とした活動を行っています。www.dndijapan.org/

お問合せ:広報担当 松本眞理(mmatsumoto@dndi.org/ TEL03-4550-1195)


関連リンク
DNDi Japan
http://dndijapan.org
DNDi
http://dndi.org

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