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プレスリリース

SAS Institute Japan株式会社

SAS、合成データプラットフォームのHazyの主要ソフトウェアを買収し生成AIポートフォリオを拡充

(Digital PR Platform) 2024年12月06日(金)11時05分配信 Digital PR Platform

データとAIにおけるSASのリーダーの地位を強固にし、

お客様のイノベーションやデータセキュリティを強化

データとAIのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下SAS)は、合成データ( https://www.sas.com/en_us/insights/articles/analytics/harnessing-synthetic-data-to-fuel-ai-breakthroughs.html
)のパイオニア企業であるHazyの主要ソフトウェアを買収したことを発表しました。今回の戦略的買収により、SASは堅牢なデータおよびAIのポートフォリオを拡充しました。AI活用が急速に拡大する中、重要かつタイムリーな合成データの生成機能の提供を開始します。

SASのCEOであるジム・グッドナイト(Jim Goodnight)は、次のように述べています。「Hazyの知的財産(Intellectual Property)取得は、当社が次世代のデータ管理やAIにおけるイノベーションに取り組むにあたり大きな前進となります。Hazyは、合成データを実用最小限の企業向け製品として市場に投入したパイオニアであり、アナリストによってこの分野のトップランクに位置付けられています。SASはHazyのテクノロジーを統合することで、顧客がデータを安全かつ効果的に活用する機会を提供し、従来は困難だったシナリオの実証実験やモデリングを可能にすることで、競争優位性の強化を支援します」

この戦略的買収により、SASはデータイノベーションの最前線に立ち、将来的なSAS® Viya®との統合機会も見据えた、より強固で安全なAIアプリケーションを提供します。Hazyの合成データ機能を統合することで、SASはデータの可用性やアクセス、品質に関する問題を解消し、顧客が革新的で高度なリサーチに取り組める環境を提供します。

合成データイノベーションの最先端に立つ
IDCのAIソフトウェア担当リサーチディレクターであるキャシー・ラング(Kathy Lange)氏は、次のように述べています。「合成データはAIソリューションを導入する企業にとって画期的な技術であり、特に医療や金融など、個人情報保護に関して厳格な規制がある業界において特に重要です。SASによる買収は、データ不足やプライバシーの問題に対処し、バイアスを排除しながらモデルの精度を高めていくために、最新のAIツールキットに不可欠な要素として合成データの必要性が高まっていることを改めて示しています」

合成データは、個人を特定可能な情報や機密情報を公開することなく元データの統計的パターンを反映させ、実データに伴うリスクを回避して、アナリティクスやAIのために利用できるデータの活用範囲を広げます。この機能強化により、データサイエンティストはデータセットをより効果的に構築し、利便性とセキュリティのバランスを取り、堅牢で信頼性の高い革新的なソリューションを提供できるようになります。

SASの最高技術責任者(CTO)であるブライアン・ハリス(Bryan Harris)は、次のように述べています。「アナリストは2026年までに75%の企業が生成AIを利用して合成顧客データを作成するようになると予想しています。2023年の5%未満から大幅な上昇です。SASのお客様にとって、今回の買収は戦略的に大きな意義のあるものであり、AIやアナリティクスにおけるSASのリーダーシップを一層確立させるものです。合成データによって、顧客はこれまで可用性やアクセス、品質の問題から活用できなかったデータにもアクセスでき、革新的でより深い調査を行うことができます。

Hazyのテクノロジーの統合は、今年前半、SASが行ったSAS Data Makerに関する当初の発表( https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2024/april/viya-uses-generative-ai.html
)を発展させるものです。SAS Data Makerはプライバシーを損なうことなく元のデータセットを統計的に反映しながら、リソースの処理や保存を簡素化する合成データを生成することで、データに関するさまざまな問題に対処します。

HazyのテクノロジーをSAS Data Makerに統合することで、複数のシナリオを想定してシミュレーションできるようになり、SASの顧客は、以下のような大きな競争優位性を得られます。

イノベーションやリサーチ力の強化:これまではできなかった豊富な合成データセットへのアクセスが可能になり、新たなチャンスやブレイクスルーの創出が可能に
市場投入期間の短縮:高品質な合成データを迅速に生成することで、AIプロジェクトの開発サイクルを加速
信頼できるAIシステム:強固な合成データプロセスと多様な合成データセットによって、組織は倫理規定を遵守する信頼性の高いAIシステムの開発が可能に
データプライバシーとセキュリティの強化: 個人を特定可能な実データを公開することなく合成データを生成し、組織は安心して業務を遂行可能に
コスト削減:コストのかかるデータ収集方法への依存を最小限に留め、分析のためのデータへのアクセスを容易に

今回の買収によって強化されたデータソリューションは全世界で提供予定であり、初回プレビュー版の提供は2025年初頭に開始予定です。

*2024年11月12日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリース( https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2024/november/hazy-syntheticdata.html
)の抄訳です。本プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASはデータとAIのリーディング・カンパニーです。SASの革新的なソフトウェアと業界特化型のソリューションが、世界中のお客様にデータを信頼できる意思決定に変換するパワーを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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