プレスリリース
セイコーのネットワーク型時計「NTPクロック」無線LANモデルに新製品登場 ―コストパフォーマンスを向上させ、病院や学校・工場など正確な時刻管理を要する環境の整備をサポート―
セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長:関根 淳、本社:千葉県千葉市、以下 セイコーソリューションズ)は、施設内の時計をシステム時刻と同期するネットワーク型時計NTPクロックの無線LANモデルのラインアップに、コストパフォーマンス向上と軽量化を実現させた新製品「NCA-3012」を追加し、2025年1月より販売を開始いたします。
NTPクロック NCA-3012
NTPクロックは、NTPサーバーから時刻を受信・補正し、施設内のパソコンやシステムと同じく正確な時刻を表示するネットワーク型時計です。セイコーソリューションズのNTPクロックは、2019年2月の製品発売以降、病院や学校、工場、オフィスなど2,000社以上のさまざまな施設に導入されています。なかでも無線LANモデルは配線工事が不要で既存の無線LAN環境を活用できるため、より手軽に導入が可能です。
今回提供を開始するのは、無線LAN対応・アナログ型の「NCA-3012」です。スタイリッシュでシンプルなデザインでありながら視認性にも優れており、単三電池3本で約1年間動作します。従来のモデルと比較しても軽量かつコストパフォーマンスも向上しており、エントリーモデルとして様々な場所でご活用いただけます。
NTPクロックは、施設内のネットワークを介して時刻情報を受信するため、標準電波が届きにくい建物内や地下でも正確な時刻を表示することができます。病院での医療処置や工場での生産管理など、正確な時刻管理が求められる場面で、業務の効率化や安全管理の向上に寄与します。
また無線LANモデルの場合は、既存の無線LANに接続設定するだけで、すぐにお使いいただけるため、フロア内のレイアウト変更が生じた場合にも、速やかに設置場所の追加・変更を行うことができるため、設置の自由度が高く、柔軟に対応できます。またSNMPを用いて稼働状況や電池残量を監視できるため、スイッチやルーターなどと同様にネットワーク機器として一元管理が可能です。
さらにセイコーソリューションズのNTPクロックは、時刻情報の受信元を選択できるため、自社内の時刻配信サーバーを設定することにより、インターネットを介さず時刻を同期することができます。そのため電子カルテなどの個人情報や生産計画などの機密情報を扱う環境でも安心してお使いいただけます。
今回、時刻配信サーバーとNTPクロックの従来モデルがセットになったスターターパックのラインアップにもNCA-3012が追加されます。サーバーはPCやスマートフォンで設定が行え、屋外にアンテナを設置することなく、手軽かつ比較的安価に時刻同期環境を整備することが可能です。導入の手間・経費の削減も叶えることで、施設内の時刻管理環境の整備をサポートします。
セイコーソリューションズは、今後も、既存のネットワーク環境を活用した正確な時刻を提供するソリューションとして、電池交換不要なPoEモデルと今回発表した無線LANモデルを含むNTPクロックのラインアップ拡充を図ってまいります。
NTPクロック NCA-3012の主な仕様
型 番: NCA-3012
精 度:±20秒/月(非同期時)
同期方法:NTP(同期間隔6時間〜1週間)
無線LAN: IEEE802.11 b/g/n(2.4G)
セキュリティ:WPA2-PSK(AES)またはWPA2-EAP(AES)
電 池:単3(アルカリ) x3(電池寿命:約1年)※1
外形寸法: φ335 x 47 (D) mm
質 量: 約1.0kg
※1:20℃環境下にて、無線LAN電波環境がよく、2日に1回時刻受信する場合
NTPクロック製品情報: https://www.seiko-sol.co.jp/products/ntp_clock/
※本文中に記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。
お客様からのお問い合わせ先:
セイコーソリューションズ株式会社
戦略ネットワーク本部 STN営業部
担当:畑 tel:043-211-1318 e-mail:support@seiko-sol.co.jp