プレスリリース
釜山国際映画祭開催中にガザイスラエル戦争勃発「消える兵士」ダニ・ローゼンバーグ監督と『SAMURAI PEACE MAKER』シリーズ公開樽谷大助 増山麗奈監督
釜山国際映画祭の“1、2作目”に挑戦する非アジア監督作品を紹介するFlash Forward8作品に選出の「消える兵士」(ダニ・ローゼンバーグ監督)と共に一般社団法人ユーラシア国際映画祭の増山麗奈・樽谷大助監督が平和を作るキャンペーン「SAMURAI PEACE MAKER」を10月9日に発表。
『SAMURAI PEACE MAKER』はユーラシア国際映画祭がさまざまな組織や個人と提携しながら提供していく平和構築のためのキャンペーン。映画制作や書籍販売、ラジオ、地上波テレビ制作など様々企画を今年から来年に向け発表予定だ。
今回はその第一弾となる。
動画↓
https://youtu.be/_Z0dNMTEXxk?si=BOXdM2l7EKa1u_XI
ハマスのイスラエル開戦勃発の直後の10月8日に行われたダニ・ローゼンバーグ監督の「消える兵士」がCVCセンタムシティーにて上映され、会場は満席の観客が訪れた。
「消える兵士」はダニ監督が18歳の時にイスラエル軍の基地から脱出をした体験をもとに描かれた若い脱走兵の物語。国境付近での戦争や、徴兵と恋人や家族の間で葛藤する若者の姿が瑞々しく勢いのある映像表現で表現されている。
上映後の舞台挨拶ダニ監督は、「映画祭からのメールを開いている時に、イスラエルへ凄惨な攻撃が行われ、イスラエル政府は開戦を宣言した。子どもを含む多くの人が亡くなっている。現実はフィクションを飲み込んでしまった」と発言。
会場にいる多くの若者たちに対して「この映画を若者たちに捧げる。自分たちの世代は連続する戦争を止めるのに失敗した。若い世代に期待をしている」(ダニ監督)と語った。
自身たちの監督反核映画「サダコの鶴」が釜山国際映画祭 ACFMで上映されている樽谷大助・増山麗奈監督は、平和への願いを込めて、ダニ監督にG7サミットで配られたものと同じ鶴のレプリカをロニ監督に寄贈した。「サダコの折鶴」は広島の原爆を経験し、白血病で亡くなった佐々木禎子さんのエピソードで、広島平和記念公園に塔がある。
「ダニ監督に原爆の被害を受けたサダコさんの思いが詰まった鶴を寄贈できて光栄です。ダニ監督と同じ恋人のために脱走した若い兵士を見て、熱い思いが込み上げてきました。愛を守るためには戦争は必要ない、核も必要ありません。今からでも遅くはない。反戦反核が少しでも実現できるようにこれからも行動していきたいです」(樽谷監督)
「国際映画祭は多様な立場を抱えた監督や観客が武器ではなく、互いの文化を持ち寄り集える場所。映画を通じて平和を実現することが一般ユーラシア国際映画祭のミッション。発信や場づくりを行うSAMURAI PEACE MAKERにご期待ください」(増山麗奈)
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