プレスリリース
9月6日―グローバル市場調査会社のイプソス株式会社が継続的に実施している「外出における消費者の心理・行動トレンド調査」では、第1回目の調査結果レポートを発表いたしました。
消費者発信のトレンドを把握する重要性
かつて、メーカー・事業会社からの広告活動による一方向の情報発信のみだった時代と異なり、現代は、ソーシャルメディアの発達により、消費者自身がメディアとなることが可能になりました。
マーケットの新しい動きは、消費者自身の発信や、消費者同士の交流から生まれるケースも少なくありません。今まで以上に、消費者自身の言葉や、興味関心の変化をビビットに捉える必要性が増しています。
消費者のWANTに注目
今回のテーマは消費者の外出における”Want”に注目しました。
パンデミックの中で行動制限が解除され始めている世の中、 “行きたい”という消費者の要望に付随する心理や行動は激しく変化することが予想されます。
また、これらのデータを細かく「感情」や「誰と行くのか」、「どこに行くのか」を分けてトラッキングしていくことで、消費者の中に起きている“変化”を正確にとらえることができます。
“行きたい“に付随する行動・心理を幅広い視点で設定し、過去と比較したときの増加率や、全体ボリュームに占める割合から、消費者の間で話題になっているトピックを特定します。
<7月レポートの要約>
数年ぶりの行動制限のない夏に向けてお祭りやイベント、海外旅行に期待が高まりつつも、感染者数が急激に再拡大していることで外出に対して喜びと不安の両方を持っている様子がみられました。
以下Emotionカテゴリでの7月の結果になります。
各要素をMaturity*(話題量)とVelocity**(話題化速度)でプロットすることで、消費者の間で話題になっているトレンドを特定することができます。
*Maturity:2022年7月の各トピックの話題量
**Velocity:2022年6月と7月を比較したときの話題増加率
7月は一部の学校で夏休みが始まったこともあり、外出への期待が高まっている様子が感じられ、「喜び」の投稿量も大きく、若干の成長となりました。また、「怒り」が-13%の現象となり、6月の異常な暑さに対する「怒り」が落ち着いたことが原因にありました。6月には初の40℃超えを記録したころもあり、出かける気になれない暑さにいら立ちを覚えていた様子がわかります。
フルレポート(無料)は、弊社ウェブサイト https://www.ipsos.com からダウンロードが可能です。
調査概要
本調査は、イプソスのソーシャルインテリジェンスソリューション「Trend Radar」を使って、2022年6月〜7月にわたるTwitterの日本語データを、“に行きたい”をクエリとして収集し分析しました。
イプソスについて
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。世界90カ国の拠点では、18,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の実施インタビュー数は4,700万件以上に上ります。GreenBook Research Industry Trend Report 2021で最もイノベイティブなリサーチ会社に選ばれました。
Ipsos in Japan ホームページ: https://www.ipsos.com