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出光興産株式会社、Cognite株式会社

出光興産の製造4拠点へCognite Data Fusion(R)を導入

(@Press) 2024年11月27日(水)14時00分配信 @Press

出光興産株式会社(代表取締役社長:木藤俊一、以下「出光興産」)とCognite株式会社(代表取締役社長:江川亮一、以下「Cognite」)は、出光興産の石油精製や化学品の製造を行う4つの製造拠点(北海道製油所・千葉事業所・愛知事業所・徳山事業所)で、産業向けDataOps基盤「Cognite Data Fusion(R)」(以下「CDF」)の導入が完了したことをお知らせします。出光興産は各製油所・事業所で蓄積してきた装置の運転、保全業務のデータやノウハウを一元管理するデジタル化を進め、情報収集・分析に要する時間の削減および予測や判断業務などの意思決定の高度化(気づけるしくみ)を推進します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/418420/LL_img_418420_1.png
出光興産の製造4拠点へCognite Data Fusion(R)を導入〜プラントデータの一元化による製造業務の効率化を本格始動〜

CDFはCogniteが開発したデータ管理基盤で、プラントの多岐にわたるデータを、AIや機械学習を用いて連携することが可能です。出光興産はCDFを利用して4つの製造拠点における、P&ID(配管計装図)、補修履歴、運転データ、設備図面、ヒヤリハット・事故情報など、さまざまなデータを統合データベース上で一元管理します。

これまで担当者は装置の運転や保全業務の計画を立てる際にさまざまなデータを個別に収集する必要がありましたが、CDFの導入により必要なデータを瞬時に抽出することが可能となりました。現在約1万枚のP&ID(配管計装図)データが集約されており、P&ID(配管計装図)を起点に補修履歴、運転データ、設備図面など600万件以上のデータを瞬時に確認できます。今後は約3千人の従業員がCDFを使用する予定です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/418420/LL_img_418420_2.png
イメージ図

<各社コメント>
出光興産 生産技術センター長 鳳城延佳:
出光興産は2030年ビジョンに「責任ある変革者」を掲げ、基盤事業の構造改革と事業ポートフォリオの転換を進めています。基盤事業である製油所・事業所の技術支援を担う当センターでは、構造改革の一環として情報収集・分析におけるリードタイムの削減に取り組むこととし、Cognite のCDF導入を今年度より進めてきました。製造4拠点でのCDFの導入は、拠点の垣根を越えた知見・アイデアの共有、潜在的なリスクなどに気づく土台となり、生産性向上・顧客価値向上、そしてやりがいのある職場づくりに寄与すると考えています。

出光興産 北海道製油所機械課長 小笠原利文(利用者の声):
プラントの保全計画を立てるには、図面や運転データ、過去の保全履歴を収集する必要があります。これまでは個人の経験と技術に頼って複数のシステムを検索して資料を探し出さねばならず、かなりの時間を要していました。CDFは、P&ID(配管計装図)をクリックするだけの簡単な操作で目的のデータにアクセスできるため、若手の設備エンジニアでも直感的に使うことができ、現場の作業効率が向上していることを実感しています。

Cognite 代表取締役社長 江川亮一:
出光興産の製造4拠点へのCDF導入が完了したことを大変嬉しく感じています。IT・OT・ET※データのあらゆるデータを、AIを用いてコンテキスト化(データの紐付け)を行うことができるCDFの強みをさらに生かし、今後も引き続き出光興産のDX推進と操業の高度化に貢献してまいります。
※IT(Information Technology; 情報技術)、OT(Operational Technology; 運転技術)、ET(Engineering Technology; 工学技術)

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/418420/LL_img_418420_3.jpg
導入説明会の様子

出光興産について
燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源の各分野において、さまざまな分野のパートナー・顧客との信頼関係をベースに、多様なエネルギーと素材の開発・製造・販売を手掛けています。2050年カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向け、「一歩先のエネルギー」「省資源・資源循環ソリューション」「スマートよろずや」の3つの事業領域への進化を目指し、国内外のネットワークを活用して新たな挑戦を続けています。

Cogniteについて
Cognite ASは2016年にノルウェーで設立された産業用ソフトウェアの世界的なリーダーカンパニーで製造業や石油・ガス、電力などの重厚長大産業向けにデータ統合基盤であるDataOpsプラットフォームや産業に特化したアプリケーションをSaaSで提供し、本格的なデータ活用によるDXをサポートしています。産業DataOpsプラットフォーム「Cognite Data Fusion(R)」は、企業の収益性と持続可能性の向上の両方を実現します。Cognite株式会社は、Cognite ASの100%出資子会社として2019年11月に設立され、Cogniteの主力製品となるCognite Data Fusion(R)の日本国内における販売、マーケティング、およびサポート拠点です。

プレスリリース提供元:@Press

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