プレスリリース
バーテイカルファーミング(室内垂直農法)による、マイクログリーン&マイクロハーブ栽培システムを企画、製造、販売するバイオミメシス株式会社(石川県能美市、代表取締役:巽 龍雄、以下:当社)のマイクログリーン事業部と合同会社Farm Sam(大分県速見郡、代表:高松 修、以下:Farm Sam)は、九州圏域でのマイクログリーン生産者育成と消費拡大の機会を創造し栽培指導の円滑化を図るべく「九州地区統括業務提携」を締結しました。
この締結を機に、九州全域における栽培システムの販売ならびに栽培指導や見学などを、より迅速かつ円滑に九州にて提供できる体制が整備されていきます。勿論、九州圏域にて愛情一杯に育てられた本物嗜好のマイクログリーンの提供が可能になります。
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Farm Samと仲間達
■マイクログリーンとは
スプラウトよりも大きくベビーリーフよりも小さな新芽幼野菜の俗称であり、そこに大きさや栽培方法などで規格やルールがある訳ではありません。欧米では1980年代頃より消費拡大が進み、成熟野菜よりも栄養価が高いスーパーフードとして認知されています。
【アブラナ科野菜×幼野菜の効能と分子力 -プレミアムバージョン-】
当社では、推奨商品として8〜12品種のアブラナ科幼野菜を季節に応じて有機JAS培養土と厳選種子、ファインバブル水で育てられたアブラナ科幼野菜からなるサラダミックスを勧めています。
アブラナ科野菜の持つ優れたヘルスベネフィットに加えて新芽幼野菜が持ち合わせる有益な生理活性化物質の相乗効果を備えた幅広い微量栄養素を含むプレミアムなマイクログリーンサラダミックスがスーパーフードと呼ぶに相応しく、皆様の健康に寄与できればと願っています。
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アブラナ科品種効能×幼野菜特性
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プレミアムサラダミックス
■「九州地区統括業務提携」当社が求める理想の業務提携
当社・マイクログリーンジャパンが理想とする地域統括形式による業務提携先であるFarm Sam有機菜園では、露地栽培に加えて施設や室内での新芽幼野菜栽培を取り入れることで商品の幅を広げることが出来るだけではなく、天候に影響されることなく高付加価値で周年にわたり販売可能な商品を持つことで菜園の販売戦略にも大きなシナジー効果をもたらすことが可能となっています。また、室内栽培から派生する栽培残渣を露地栽培や施設栽培へと循環させることも可能としており、加えて、お互いに「Farm to Table」という園地から食卓へという販売チャンネルコンセプトに共感している点も大きな提携ポイントとなっています。
これからの営農においては「異常気象」を頻繁におこりえる事象として予測し、そのリスクヘッジとして露地栽培に加えて施設栽培、さらに室内栽培を組み合わせることで予測不可能な災害などの被害軽減につながると考えています。栽培方法の選択と比重などは園主が求める販売ターゲットなどにも影響されるのだと思っています。
◆業務提携の勧め
当社が業務提携方式を採択する背景には、生産者が正しい知識と技能をもって安心・安全なマイクログリーンを愛情をもって栽培してくださることを願っており、自分たちが過去20年来において試行錯誤の経緯で遭遇、検証してきた失敗や不必要な検証を回避し、極めて短い時間でプロレベルの技能に到達してもらいたいからです。それ故、当社が推奨するLEDや栽培トレイ、培地、種子などは沢山の検証から選び抜かれた「営農・プロ」仕様の品質となっています。
また、すこしでも栽培に係るコスト(培土・種子)を軽減し、特別な割引価格を可能するため日々各事業者と連携を図っています。
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露地栽培風景
■Farm Samとの業務提携の背景と目的
Farm Samの特徴である有機菜園とその取引先飲食店やシェフなどより、以前からマイクログリーンやマイクロハーブなどに関する問い合わせがありました。独自に試行錯誤をして栽培試験を試みてきましたが、十分に納得するものに到達できず、バイオミメシス社とのZoom会談や電話相談、見学・研修を経て、飲食店やシェフ、そして自身を納得させることの出来る高品質の新芽幼野菜を周年で安定的に栽培が可能となり、現在栽培トライアウトから本格的に栽培システムの拡充に至っています。
業務提携により、九州地域全域における栽培システム導入希望者の利便性向上と栽培システムの販売、栽培指導などを円滑・迅速に提供することを可能とします。「Farm to Table」の基本コンセプトに基づき、各地域での生産者を育成することで、生産者からより近い距離でのマイクログリーン幼野菜の販売提供を可能とすることが大きな目標です。
◆Farm sam菜園コメント:九州地域での統括的な業務提携は私たちに更なる活躍と躍進の場をもたらすだけではなく、マイクログリーン栽培を始めとする私たちが直面する多くの菜園課題についてマンツーマンでの談義とアドバイスを可能としてくれます。また、マイクログリーン栽培や露地栽培に必要な有機育苗培地や有機種子なども市場定価よりも大きな割引にて本部を介して入手することが可能となり大きなメリットをもたらしてくれています。業務提携という書類に縛られる形式ではなく、栽培システム販売や九州地域におけるマイクログリーン普及、商品提供の方法なども比較的に自由におこなうことが可能となっており感謝しております。
今後、九州圏域でのマイクログリーン普及と有機菜園の拡充につなげることに邁進してゆきたいと思っています。
取引先の皆様にはマイクログリーンの品質の高さ、味には、一般市場に出ている物とは別次元の物だと、優れた評価を得ています。
◆Farm Samについて
Farm Samは、代表である高松 修氏が半導体エンジニアを退職後の2020年に開園された無農薬、無化学肥料での栽培を実践されている有機菜園です。園地は大分県の別府湾に面したミネラル豊富な畑で洋野菜を中心とした多品目栽培に取り組まれています。主な取引先は、飲食店やホテル、スーパマーケットなどです。
【九州地域における栽培システム、商品に関するお問い合わせ先】
合同会社Farm Sam
代表 : 高松 修
所在地: 大分県速見郡日出町大字大神4127-19
URL : https://farmsam.com
Mail : sam@farmsam.com
■バイオミメシス・マイクログリーンジャパンについて
当社では室内栽培であってもオーガニックよりもオーガニックを念頭に置き、厳選培地・厳選種子・ファインバブル水に加えて新芽幼野菜栽培に最適となる植物栽培仕様のLEDを基本とした栽培効率とコストパフォーマンスに優れたバーテイカル栽培を推奨しています。高額なAIや高度なセンサーなどは用いず、極めて簡素化した栽培システムを提唱することで狭い空間と比較的低コストでマイクログリーン栽培を事業として導入できるように努めています。単に先端技術を導入することが先端農業ではなく、あくまでも営農として成り立ち、植物の生体に沿った栽培をすることで細胞レベルでの生命力を活かすことが最先端の営農だと捉えています。
加えて、昨今の天候事情を考慮すれば、露地栽培、施設、室内栽培の融合・混合が、これからの営農では必須となると推測しています。
マイクログリーン栽培の研究と検証を20数年にわたり欧米の生産者・研究者と連携しながら「本物」のマイクログリーンを日本国内で普及すべく技術向上と効率化を目指しています。当社が提唱している栽培方法は植物細胞レベル、分子レベルでの特性を十分に活かす為に推奨している栽培概念を基本として指導しています。
【当社推奨の栽培コンセプト -正統派は水耕栽培ではありません!-】
当社は20数年の研究と検証を背景に、プロ生産者・営農向けのノウハウと耐久性に優れた資材の開発と提供に努めています。
当社では、業界で唯一、厳選培土、厳選種子、ファインバブル水に加えて幼野菜栽培に特化したフルスペクトラムLEDを栽培理念としています。マイクログリーンの味、栄養価、彩り、食感、日持ち、安全性に配慮した「Farm to Table」を念頭においた栽培を基本に研修を通じて指導しています。研修を基本とする業務提携方式を地域ブロックや県単位、限定地域などに区分の上で協創を念頭に、栽培システムの販売と指導を安全性と品質を担保する為に採用しています。
水耕栽培はミニトマトの多段栽培など特定品種の栽培には適しているのかもしれませんが、繊細な葉物野菜や、当社が望む正統派のマイクログリーンには不向きだと考えており、自分が健康の為に望んで食べたいと思える栽培方法を採択、推奨しています。
当社が基本とするのは、趣味でのマイクログリーン栽培ではなく、プロ仕様に耐えられる高品質で耐久性に優れたLEDや栽培トレイ、そして選りすぐりの幼野菜栽培に最適な種子と培土の提供を行うことです。その為、日々様々な資材や種子、培地の検証と実験を積み重ねて、更なる効率化と最適化を目指しています。
また、鮮度と栄養価を維持する為、生産現場と消費エリアの最短化を基本としています。さらに、フードマイレージを考慮のうえで、宅配などの遠距離配送は推奨しておりません。
日本国内では、まだまだ本物のマイクログリーン供給、即ち正統派の生産者が少ないのが現状です。
その中で、マイクログリーンと呼ぶに相応しい、当社が「推奨」している本物と捉えるマイクログリーンとして育つ要件として、以下を推奨規格としています。
・水耕栽培ではなく、太陽光もしくはマイクログリーン栽培に適したフルスペクトラムと十分な光束・光源を備えたLEDを使用
・有機培養土または厳選培土、種子消毒の施されていない有機種子、厳選種子を用い、ファインバブル水を栽培に使用
・種まきから7日〜8日以上育てた新芽幼野菜であること
当社では、工場跡地での栽培や室内栽培にむやみに制御が困難となる予期せぬ「有機物」の持ち込みは、その想定外の有害物質の存在や変異から派生する微生物、菌類を避けるため推奨しておりません。
◆栽培や商品に興味のある方
就農における収益構造の一環として、また副業として関心のある方、詳細などは当社専用ホームページよりお問合せください。
マイクログリーンジャパン: https://microgreenjapan.com/
◆提携パートナー・生産者募集中
アフターコロナを市場好転の機会と捉え、正統派のマイクログリーン普及に向けて、日本各地で適切な栽培技能と知識を備えた新芽幼野菜生産者を育成を目指しています。栽培指導や資材提供、研修、販売などを全国レベルにて円滑に進めるため、個人事業主さま・農家さまを提携パートナーとして限定数ですが募集しています。
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Farm Sam室内栽培
◆栽培指針選定の背景
【健康寿命に役立つ食生活の勧め「腸活食」×「細胞食」】
当社が捉える最先端の医療とは、病気の治療に直接的に貢献する最先端医療と併行しながら、ヒトが心も体も健康に暮らすこと、即ち病気になる前の「未病」で日々を暮らすことが出来る為に役立つ食生活の習慣と改善であり、その一つとして生野菜であるマイクログリーンサラダミックスなどが細胞の分子レベルで幅広い微量栄養素を提供してくれるのではないかと考えています。そして、その願いと考えが当社が推進している全国での生産者育成に繋がっています。
◆今後の展開について
現在、栽培トレイや栽培LEDなどは欧米の研究者との協力の元で当社で規格デザインを行い海外にて製造を行っていますが、為替変動も考慮の上、可能な限り国内生産に移管することを目指しています。また、各地の生産者の皆様が共有販売できる付帯商品の開発と流通にも取り組んでゆきます。更に、各地生産者の生産物や特産品などの物流網の構築にも力を注いでゆきたいと準備しております。
■マイクログリーン栽培指導責任者:プロフィール(巽 龍雄)
石川県小松市生まれ。高校卒業後、古武道鍛錬の為に東北の山に籠り修行、山中では「自然腐葉土・熟成堆肥」を基本とする自給自足の為の自然栽培に取り組む。三沢米軍基地での武道指導員を経て、アメリカの大学に進学(BBA・MBA)、在米中にヨガ伝道の先駆者である沖 正弘氏のハタヨガ(沖ヨガ)に出会い、米軍基地や大学などでの武道指導にヨガの呼吸法と鍛錬を取り入れる。実家の急務にて日本に戻るまで25年間海外にて就学、就業、タイ国総領事館、不動産開発・販売会社などの勤務を経て単身帰国。帰国後、北陸先端科学技術大学院大学にて知識科学研究科博士(Ph.D.)を取得。
博士課程在学中に産学連携共同研究にて水耕栽培システムモデリング、高分子膜フイルム応用の栽培に係る実証研究、植物栽培における人工光源の試験に携わり、加賀伝統野菜、高糖度トマト、ベビーリーフ、露地有機栽培などに取り組む。元愛媛大学農学部客員教授ならびにアカデミックアドバイザーを務める。現在、マイクログリーン栽培とその普及に努めながら日本の多雨多湿に対処するミニマム耕耘と堆肥の層化、炭素貯留を礎とする有機農業(自然栽培・パーマカルチャ・IFOAM)を融合する「耕種道」を主宰。
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