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プレスリリース
過去最多、公立小中学生の8.8%に発達障がいの可能性(文部科学省) 放課後等デイサービス「文字の無いキーボードでタイピングソフト」を開発 発達障がい児童が就労先を見据えてパソコンに触れるきっかけに
障がいを持つ就学児童向けに放課後等デイサービスを運営するOFFICE COLOfUL株式会社(本社:京都市伏見区向島、代表取締役:小倉谷 真由美、以下「カラフル」)は、文字を認識するのが困難な発達障がい児童などの利用を想定し、文字の無いキーボード付きタイピングソフト「KIBOT(キボット)(※特許申請中)」を開発しました。また、正式販売を前に5月16日から6月30日(午後11時59分)までの間、「READYFOR」にて初めてのクラウドファンディングに挑戦します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/355420/LL_img_355420_1.jpg
KIBOT(キボット)を利用する児童たち
【クラスの約5人に1人が発達障がいの可能性。将来就労先の確保が大きな課題】
文部科学省の調査によると、公立小中学生の8.8%(過去最高)にや学習障がいやADHDと呼ばれる発達障がいの可能性があることが発表されました。発達障がいとは、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態で、養育者が育児の悩みを抱えたり、子ども自身が生きづらさを感じたりすることも多く見られます。
また発達障がい児童への教員の理解不足から来る学びの困難さがきっかけで、自尊心の喪失や過度な我慢から自傷行為や引きこもりなどの“2次障がい”なども多く報告され、将来、社会との接点確保や就労先の確保が課題となっています。
出典:文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」
https://www.mext.go.jp/content/20221208-mext-tokubetu01-000026255_01.pdf
【字が読めなくても楽しめるように、施設スタッフとIT企業がコラボして】
発達障がいの中でも文字を認識することが難しい児童を、多数受け入れる放課後等デイサービス「カラフル」を運営する代表取締役・小倉谷 真由美は、文字が読めなくても楽しみながらパソコンやIT学習に触れるきっかけづくりになればと、地元IT企業と協力して、文字を必要としないキーボードゲームを開発しました。
きっかけは、小学校ではプログラミングなどのIT学習が進められる中で、文字が読めない中で疎外感を感じる児童を目の前にしたことで、初めは手元にある通常のキーボードと手袋の先に色と形の違うシールを貼り付けたものから始まり、地元のIT企業に協力を得られたことから本格的な開発がスタートしました。
発達障がいなどのハンデは持ちつつも、将来的に就労する際には多少のITの知識や文字の認識、数字や文字の入力の能力を望まれることが多い中、実際にカラフルに通う児童達にも開発中の「KIBOT(キボット)」を使ってもらうと、これまで全くパソコンに興味を持たなかった児童も、モニターを眺めてキーボードを少しずつ触るようになってきました。また、開発を進めるとともにカラフルを利用する児童の保護者の皆さんからの期待も高まっています。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/355420/LL_img_355420_3.jpg
ゲームプレイ中の画面
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/355420/LL_img_355420_6.jpg
専用キーボード
小倉谷 真由美(代表取締役)のメッセージ
「KIBOT(キボット)は感性が豊かで文字が苦手な小中学生のためにデザインされました。彼らにはそれぞれ特性があり、それを社会の側が受け入れることがスタートです。文字が苦手な子や学習困難な子にとってパソコン操作は苦痛でしかありません。子どもたちのパソコンを操作できる、したい、という当たり前の気持ちに、私たち大人が向き合い支え合いたい。」
神野太志さん(開発者)のメッセージ
「KIBOT(キボット)の特徴は普通のゲームと違い、スピードを求められておらずゆっくり自分のペースで音や色、感触を感じながら楽しめることです。様々な特性を持った子どもたちが、タイピングなどに全く興味がなかった中で実際にKIBOT(キボット)を使ってくれているのを見て、驚き、とてもうれしかったです。パソコンを使えれば将来の世界は広がると思います。どんな方でもパソコンが使えるようになる製品作りにこれからも挑戦したいと思います。」。
《クラウドファンディング「READYFOR」で全国の施設にもPR》
・全国の施設にも紹介すべく、クラウドファンディングに挑戦。
・一つの施設が賄い続けるには開発費や広報費が不足しているのでサポートを募りたい。
期間: 2023年5月16日から6月30日(午後11時59分)まで
URL : https://readyfor.jp/projects/kibot
【会社概要】
会社名 : OFFICE COLOfUL株式会社
代表者 : 代表取締役 小倉谷 真由美(おぐらや まゆみ)
本社 : 京都府京都市伏見区向島善阿弥町53-1
事業内容: 多機能型福祉施設
(放課後等デイサービスの運営、教育教材の開発・販売など)
URL : https://www.colofulhouse.com/
プレスリリース提供元:@Press