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中高年者の筋力維持にタウリンが寄与する可能性を発見

(@Press) 2023年05月09日(火)11時00分配信 @Press


大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区 社長:上原 茂](以下、当社)は、健康データの解析により中高年者の脚の筋力維持にタウリンが寄与する可能性があることを見出しました。


画像 : https://newscast.jp/attachments/8k5jp7Amr7cceUqpl2q0.png
中高年者の脚の筋力維持に


【背景】


新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に移行したことで、イベントや野外での活動などが新型コロナ発生前の日常に戻りつつあります。一方で、長期間にわたるコロナ禍での行動制限により、体力や筋力が落ちたと感じている中高年の方も多くいらっしゃるようです。スポーツ庁の調査でも、65歳から79歳の高齢者の体力は2019年まで上昇傾向でしたが、コロナ禍の2020年以降低下しました(図1)。その要因の一つとして、コロナ禍で外出頻度が減少したことが挙げられています。


画像 : https://newscast.jp/attachments/nEpWZUgt7q6Uut5AJblD.png
図1 高齢者の体力テスト点数の推移


出典:令和3年度体力・運動能力調査結果(スポーツ庁)を加工して作成


こうした背景から当社では、加齢、運動不足、コロナ禍等に伴う体力低下に着目し、それを抑制する方法を検討しています。
今回、体力の項目の中でも、特に運動や社会参加に影響する『脚の筋力』と当社が長年研究を行っている『タウリン』の関係性について検討しました。


【研究成果】


筋力とタウリン摂取に関し、高用量(1,000mg/日 以上)のタウリンを短期的に摂取した際の影響を評価する研究は多くあります。一方、食事由来のタウリン摂取(平均100〜300mg/日)の長期間にわたる筋力への影響はほとんど報告がありませんでした。そこで今回、国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターが保有するデータを解析することにより、その関係性を検討しました。
 
その結果、40歳以上を対象に8年間の体力変化とタウリン推定摂取量の関係を評価したところ、タウリン推定摂取量が多い人ほど筋力を維持していることが分かりました(図2)。


画像 : https://newscast.jp/attachments/xb47Za7rMc0akANuqvb0.png
図2 40歳以上(1,154人)の膝伸展筋力変化量


また、65歳以上に限定すると、タウリン推定摂取量が多い人は8年間における筋力低下が半分程度に抑制されていました(図3)。


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図3 65歳以上(238人)の膝伸展筋力変化量


【研究成果のまとめ】


今回のデータ解析により、中高年者の筋力維持にタウリンが寄与する可能性が示唆されました。
食事由来のタウリンの多くは、魚介類から摂取されているため、人によっては摂取量が少なくなりがちです。日々の運動と共に、積極的にタウリンを摂取することが、筋力維持のサポートになると期待されます。
なお、本成果は2023年6月16日(金)〜18日(日)に開かれる第65回日本老年医学会学術集会で発表予定です。


画像 : https://newscast.jp/attachments/ZaTVag4ATi9nkTTjGpcH.png
データ解析方法






【PR】中高年者の筋力維持にタウリンが寄与する可能性を発見.pdf


: https://newscast.jp/attachments/82BRLMqG4SkBxDdQCuth.pdf



プレスリリース提供元:@Press

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