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共生社会の実現へ、トイレから変えていく。誰もが利用可能なこれからのパブリックトイレ『LIXIL PARK』が7月21日(水)より、期間限定でオープン

(@Press) 2021年07月20日(火)14時45分配信 @Press

株式会社LIXILは、2021年7月21日(水)〜9月5日(日)の間、フジテレビ1F広場(所在地:東京都港区)において、「安心と快適を、すべての人に。」をコンセプトに、共生社会の実現を目指して多様なニーズに対応した誰もが使いやすいトイレを設置した『LIXIL PARK』をオープンします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/267691/LL_img_267691_1.jpg
LIXIL PARK全景

LIXILは、コーポレート・レスポンシビリティ戦略の重要課題のひとつに、「多様性の尊重」を挙げており、誰もが使いやすいユニバーサルデザインのものづくりや、おもいやりとおもてなしの心を大切にした活動を通じて、安心・便利・快適に暮らせる社会を目指しています。

近年、駅や建築物などにおける車椅子使用者用トイレの設置義務付けなどを背景に、バリアフリートイレが数多く設置されてきた反面、様々な方の利用が集中し、車椅子使用者が使いにくくなっているという実態があります。この状況を受け、国はおむつ交換台やベビーキープ、手すりやオストメイト対応流しなどを備えた少し広めのブースを一般のトイレに用意することで、機能を分散し利用集中を緩和するという方針を打ち出しました。また、異性の親子利用や、高齢者などの異性介助が必要な方、トランスジェンダーなどの性的マイノリティの方など、これまでの男女別トイレではスペース的にも精神的にも利用しにくい方がいることも、パブリックトイレにおける大きな課題となっています。

今回展開する『LIXIL PARK』は、「安心と快適を、すべての人に。」をコンセプトに、年齢・性別・身体状況に関わらず、すべての人が快適に利用できるトイレ空間を目指しています。機能分散の考え方を取り入れ、車椅子を使用される方、オストメイト※1の方、乳幼児連れの方に配慮した7種類の個室をご用意しています。また、男女共用の機能分散トイレとし、トイレ以外にも授乳室やカームダウン・クールダウン室※2も備えています。これらを実現するため、通常トイレよりも広いスペースで、どんな場所にも設置可能、利用目的に応じて自由に空間形成が可能といった特長がある可動式アメニティブース「withCUBE」を活用しています。

様々な事情からトイレについてお困りの方々をサポートしていくとともに、自分の目的に合った個室を自由に選びご利用いただくことで、LIXILの考えるこれからのパブリックトイレの在り方や機能などを実感していただきたいと考えています。
あわせて、『LIXIL PARK』ではコロナ禍での感染防止対策のため、ハンドル操作なしで手洗いができる最新のタッチレス水栓製品を設置します。
LIXILは、パブリックトイレが性別、年齢、障がいの有無などに関わらず、すべての人々が安心して快適に利用できる場所になるよう、『LIXIL PARK』をはじめとして、様々な取り組みを行ってまいります。

※1:オストメイト
ガンなどにより、直腸や膀胱の機能に障がいができ、腹部に人工膀胱や人工肛門を造設した人のこと。
※2:カームダウン・クールダウン室
外部の音を遮り気持ちを落ち着かせることができる空間。パニックになったときに落ち着ける場所として、またパニックを未然に防ぐための場所。発達障害の方、知的障害の方、精神障害の方、認知症者等の利用が想定されます。


<『LIXIL PARK』のオープンにあたり>
東洋大学名誉教授 高橋 儀平
※高橋の「高」は正式にははしごだかです。

共生社会のトイレは個の尊厳が守れるトイレでなければなりません。つい数年前までは、何とか高齢者や車椅子使用者、乳幼児連れの方、オストメイトの方が利用できるようにと1つのブースにあらゆる設備を投入した、「バリアフリートイレ」「だれでもトイレ」がトイレ整備の基軸でした。近年では男女共用のバリアフリートイレに性的マイノリティの方、発達障害者や高齢者の介助者同伴による利用が加わっています。性別に関係なくストレスフリーで利用できるトイレブースが他にないからです。社会環境のバリアフリー化の進展とともに「バリアフリートイレ」への利用集中が増していました。そうすると広いスペースしか使えない車椅子使用者は行き場を失います。

そこでダイバーシティの環境づくりを目指す私たちは、可能な限り個人の尊厳を守るために、多機能トイレや内部にある設備を利用者の特性ごとに他のブースに分散し、安心して選択できる個のトイレへとシフトしたのです。「withCUBE」がこれからの社会の新たなトイレづくりの指標になると確信しています。


※本取り組みはSDGsを推進する株式会社フジテレビジョンが主催する「THE ODAIBA 2021」の一環として実施するものです。


<参考資料>
■概要
【会場】 : フジテレビ1F広場(東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社前)
【期間/日時】: 2021年7月21日(水)〜9月5日(日) 10:00〜19:00
【注意事項】 : コロナ感染拡大のため、手指消毒等の感染防止対策に
ご協力を頂きます。
【WEBサイト】 : https://www.lixil.co.jp/feel_the_moment/lixilpark/
※または https://www.lixil.co.jp/feel_the_moment/lixilpark/index.html

■今回設置を行うトイレ・個室について
今回、LIXILでは、物流センターや工場のトイレを通じて職場環境改善に貢献してきた可動式アメニティブース『withCUBE』を初めて機能分散型パブリックトイレとして展開します。非接触型の仮想タッチパネルリモコンを搭載したトイレなど、様々な新技術を取り入れています。


【設置トイレの概要(すべて、可動式アメニティブース「withCUBE」を使用)】
■車椅子使用者配慮(左仕様)
車椅子から便器へ移乗がしやすい器具を配備し、ゆったりご利用可能。
〈主要設備〉
大便器/手すり/手洗い

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/267691/LL_img_267691_2.jpg
トイレ:車椅子使用者配慮(左仕様)(CG)

■車椅子使用者配慮(右仕様)
収納式の大型ベッド(ユニバーサルシート)を配備し、着替えやおむつ替えなどにも便利。
〈主要設備〉
大便器/手すり/手洗い/ユニバーサルシート

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/267691/LL_img_267691_3.jpg
トイレ:車椅子使用者配慮(右仕様)(CG)

■オストメイト配慮
オストメイトの方がストーマ装具内の排せつ物を流すことができる壁掛式オストメイト対応流しを配備。
〈主要設備〉
大便器/オストメイト対応流し/手洗い/チェンジングボード

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/267691/LL_img_267691_4.jpg
トイレ:オストメイト配慮(CG)

■ベーシック(2台設置)
用途を問わずご利用可能。非接触で操作できる仮想タッチパネルリモコン(空中浮遊スイッチ)を搭載。
〈主要設備〉
大便器/手洗い/仮想タッチパネルリモコン

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/267691/LL_img_267691_5.jpg
トイレ:ベーシック(CG)

■乳幼児連れ配慮
ベビーキープ、おむつ交換台などを配備し、ベビーカーと共に入室が可能。
〈主要設備〉
大便器/おむつ交換台/ベビーキープ/手洗い/チェンジングボード

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/267691/LL_img_267691_6.jpg
トイレ:乳幼児連れ配慮(CG)


【トイレ以外の個室(すべて、可動式アメニティブース「withCUBE」を使用)】
■授乳室
乳児連れの方に便利な調乳用温水器や、授乳用ソファを完備。
〈主要設備〉
調乳用温水器/授乳用ソファ/チェンジングボード

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/267691/LL_img_267691_7.jpg
個室:授乳室(CG)

■カームダウン・クールダウン室
外部の音を遮り気持ちを落ち着かせることができる空間。パニックになったときに落ち着ける場所として、またパニックを未然に防ぐための場所として活用可能。
〈主要設備〉
ソファ

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/267691/LL_img_267691_8.jpg
個室:カームダウン・クールダウン室(CG)

■withCUBEの製品概要
どこにでも設置可能、最短1日で設置、レンタル利用可能等の特長を備えるほか、最新の水まわり機器で明るく快適な空間を実現し、管理者の求めるフレキシブル性・経済性と使用者の快適性を追求します。可動式アメニティブースとして、医療・防災シーンにおける隔離スペースやプライベート空間等、トイレ以外の幅広い利用シーンでも活用が可能です。
【製品サイト】 https://www.lixil.co.jp/lineup/toilet/s/withcube/

■タッチレス水栓の製品概要
製品名:オートマージュ
いつでも清潔、きれい。手を近づけるだけでセンサーが感知して吐水するパブリック向けの自動水栓です。
【製品サイト】 https://www.lixil.co.jp/lineup/water_heater/automage/

■施工協力
ハンディテクノ株式会社


【About LIXIL】
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約55,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL(証券コード:5938)は、2021年3月期に1兆3,783億円の連結売上高を計上しています。

LIXILグローバルサイト : https://www.lixil.com/jp/
LIXIL Facebook(グローバル向け): https://ja-jp.facebook.com/lixilglobal/
LIXIL Facebook(日本国内向け) : https://www.facebook.com/lixilcorporation

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