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2021年度「NOSTER & Science Microbiome Prize」受賞者決定

(@Press) 2021年07月16日(金)14時45分配信 @Press

Noster株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役CEO:北尾 浩平、以下「NOSTER」)が、世界的に権威のある学術誌“Science”を発行する米国科学振興協会(以下、「AAAS」)[*1]と設立した“NOSTER & Science Microbiome Prize”の受賞者を発表しました。第2回目となる2021年度のグランプリ受賞者はEran Blacher博士、入賞はMaria Zimmermann-Kogadeeva博士、Erez Baruch博士となりました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/266974/LL_img_266974_1.png
NOSTER & Science Microbiome Prize

2020年、NOSTERは、日本企業としては初めてとなるAAASとの共同プライズ「NOSTER & Science Microbiome Prize」を設立しました。本賞は、Microbiome(腸内菌叢[*2]等)研究の発展に貢献する若手科学者をサポートし、研究の発展を通じて、人びとの健康に寄与することを目的としています。

Science誌の編集者を含む専門の科学者らによる審査委員会が応募者の小論を慎重に検討した結果、第2回目となる今回はスタンフォード大学の Eran Blacher博士がグランプリに選ばれました。 Eran Blacher博士は腸内菌叢とアルツハイマー病[*3]や筋萎縮性側索硬化症[*4]などの神経変性疾患との関連を研究されています。この脳-腸相関の解明が進むことによって、神経変性疾患の治療薬開発が発展することが期待されます。なお、受賞者には賞金25,000ドルを授与され、またScience本誌に小論が掲載されます( https://science.sciencemag.org/content/373/6551/172 )。

近年、腸内細菌研究が飛躍的に発展し、神経関連疾患だけでなく、癌や免疫系疾患、消化器疾患など様々な疾患と腸内菌叢の関連が明らかとなり、腸内菌叢をコントロールする新たな治療法が期待されています。NOSTERは今後も本賞を通して、若手科学者を継続して支援し、Microbiome研究の発展によるブレークスルー創薬の実現を目指していきます。


■注釈
[*1]米国科学振興協会: https://www.aaas.org/
American Association for the Advancement of Science(AAAS)
世界最大の総合科学協会であり非営利組織です。1848年の創立以来、万人の利益のために科学の発展に寄与することをミッションとし、権威ある学術誌 Science、及び姉妹誌 Science Translational Medicine、Science Signaling、Science Immunology、Science Robotics、Science Advancesを発行しています。

[*2]腸内菌叢
ヒトや動物の腸管内に生息し、共生関係を築いている微生物の集まり。

[*3]アルツハイマー病
不可逆的な進行性の脳疾患で、脳にアミロイドβというタンパク質が蓄積することで神経細胞が破壊され、記憶や思考能力が徐々に障害される。

[*4]筋萎縮性側索硬化症
運動神経系が少しずつ老化し、手足や喉、呼吸に必要な筋肉が使いにくくなる疾患で、呼吸筋麻痺や嚥下筋麻痺が起こる。


■会社概要
名称 : Noster株式会社
代表者氏名: 代表取締役CEO 北尾 浩平
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
事業内容 : バイオ医薬品・機能性食品の研究開発および販売
関連URL : https://www.noster.inc/jp/

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