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GSアライアンス株式会社

GSアライアンスが、京都大学発 ペロブスカイト太陽電池のスタートアップ企業である「エネコートテクノロジーズ」へ出資

(@Press) 2021年06月29日(火)10時30分配信 @Press

GSアライアンス株式会社(Green Science Alliance Co., Ltd.:本社:兵庫県川西市、代表取締役:森 良平、冨士色素株式会社グループ)はペロブスカイト太陽電池の製品化を目指す株式会社エネコートテクノロジーズ(代表取締役:加藤 尚哉、資本金:9千万円、以下「エネコートテクノロジーズ」)へ出資を行いましたので、お知らせいたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/264761/LL_img_264761_1.png
折り曲げ可能なペロブスカイト太陽電池

ペロブスカイト太陽電池とは、酸化物、金属、炭素系材料などの電極層、ペロブスカイト結晶の層などを塗布して印刷方式で製造することができる太陽電池で、現在、一般的に使用されている結晶シリコン太陽電池よりも軽量で厚みを約100分の1にできるほか、折り曲げて多様な場所に設置することも可能なため、次世代の太陽電池として普及が期待されています。現在、世界で使用されている太陽電池の大部分を占めるシリコン結晶は、原料となるケイ砂から溶解、精製などの工程を経て製造されるため、大量のエネルギーを必要とします。一方、ペロブスカイト太陽電池は基盤となるフィルムに、発電層や電子輸送層を塗布することで太陽電池としての基本構造を作り込むことが可能であり、製造コストの低減が期待できます。
また、ペロブスカイト太陽電池の発電効率はここ数年で急速に改善され、シリコン太陽電池と同等の20%を超える水準に達しており、次世代太陽電池の本命として実用化競争が始まっています。

加藤 尚哉氏が代表取締役、京都大学化学研究所・若宮 淳志教授が最高技術責任者(CTO)を務める、京都大学発のスタートアップ企業であるエネコートテクノロジーズでは、現在、より高い発電効率と耐久性を併せ持つペロブスカイト太陽電池の開発に取り組む一方、同太陽電池に含まれる鉛を代替材料に置き換える、鉛フリーの太陽電池の開発も進めています。

このたび、当社はエネコートテクノロジーズへ出資するとともに、ペロブスカイト太陽電池用の酸化物、炭素系材料などの電極材料、量子ドットなどを含めた光吸収材料の開発、及び海外向けの営業活動に関して協業していくことで、脱炭素社会向けの技術開発の取り組みを加速していきます。

当社は脱炭素社会に向けた具体的な技術(100%天然バイオマス系生分解性樹脂、コーティング材料、塗料などの化学製品群、次世代型二次電池、燃料電池、人工光合成や量子ドット、金属有機構造体などの最先端材料)を提供することをビジョンとしています。GSアライアンスは現在、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すスタートアップ企業として採択されており(UNOPS GIC KOBE)、国連機関の支援の下、国内外の事業展開を進めています。


【会社概要】
商号 : GSアライアンス株式会社(Green Science Alliance Co., Ltd)
冨士色素株式会社グループ
代表者 : 代表取締役 森 良平博士(工学)
所在地 : 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11
事業内容: 脱炭素社会へ向けた環境、エネルギー分野の最先端材料、
技術の研究開発
URL : https://www.gsalliance.co.jp/

プレスリリース提供元:@Press

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