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ザルトリウス・ジャパン株式会社

ザルトリウス社が、拡張可能なモジュール式のラベルフリー・リアルタイム生体分子間相互作用解析装置Octet Rシリーズを発売

(@Press) 2021年05月06日(木)11時00分配信 @Press

バイオ医薬品業界をリードする国際的なサプライヤーのザルトリウスは、ラベルフリー解析システムの最新改良版として、高性能な新システム「Octet R」シリーズを発表しました。Octet Rシリーズは、3つのモデルから選ぶことができるため、ユーザーはスループットのニーズと予算の適切なバランスを取ることができます。予算を重視した場合でも、将来的なニーズによりアップグレードすることができます。Octet R2とOctet R4は、サービスの訪問1回でアップグレードが行え、より高いスループットを達成することができます。3つのシステムはすべて、バイオ医薬品開発のワークフローに必要な幅広いアプリケーションとサンプルタイプに対応しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/256203/LL_img_256203_1.jpg
新製品Octet Rシリーズ

・3モデルの新しいバイオレイヤー干渉法(BLI)システム:Octet R2(2チャンネル)、Octet R4(4チャンネル)、Octet R8(8チャンネル)
・高チャンネルシステムへのフィールドアップグレードができるため、必要なスループットや予算に応じてアップグレードが可能
・タンパク質とタンパク質や、タンパク質と小分子間の相互作用の結合親和性や、カイネティクス、特異性を迅速に測定し、クルードなサンプル中のタンパク質濃度を測定することも可能


Octet Rシリーズは、ザルトリウス独自のバイオレイヤー干渉法(BLI)技術を採用しています。BLIは、光学的なバイオセンサーを用いて、検出剤を使わずに分子間の相互作用を複数並行して測定する技術です。すべてのシステムは、抗体、タンパク質、低分子の結合反応の経時的な特性評価のために、先進的で、高速で、堅牢な、流路不要のアプローチを提供します。 これらのシステムは、複雑な混合物や、細胞培養の上清やライセートなどの未精製のサンプルであっても、特定のタンパク質やその他の生体分子を直接検出することができます。

ザルトリウスのタンパク質分析部門プロダクトマネージメント責任者であるパヤル・カンデルワルは以下のように述べています:「アカデミアやスタートアップのバイオテクノロジー企業でラベルフリーアプリケーションを使用するユーザーは、これまで、使用しない能力のために割増料金を支払うか、低性能のエントリーレベルのシステムで我慢するかのどちらかを選択しなければなりませんでした。」「Octet Rシリーズは、アッセイ感度に妥協することなく、求めやすい価格で高品質なラベルフリー機能を求めるアカデミックなスタートアップや少量生産のラボにとって理想的です。さらに、スループット要求の増加に応じて将来的にアップグレードできる柔軟性は、設備投資のリスクを軽減します。」

急速なペースで科学の進歩とブレークスルーが求められるなか、世界中のラボで限られた予算と短いタイムラインで高品質かつ再現性のあるデータを生成することが要求されています。Octet BLI装置は、流路が存在せず、メンテナンスが簡単で、高感度なシステムを提供することで、10年以上にわたって研究者のニーズに応えてきました。これらのシステムは、ラボの生産性を向上させ、コストを削減し、実験のタイムラインを短縮します。

「Octet BLIは、新薬、治療薬、バイオシミラーを開発するお客様にとって不可欠なツールとなっており、生体分子間相互作用解析のためのより効率的で柔軟なアッセイを提供しています。」「ザルトリウスはお客様の声に耳を傾け、スケーラブルなスループット、アッセイ、サンプルの汎用性を高めた新しいOctet Rシリーズを発表できることを嬉しく思います。ザルトリウスの目標は、ライフサイエンスの研究開発プロジェクトの成果を向上させるために、より高いデータ品質を継続的に提供する革新的な製品を提供することです」とパヤル・カンデルワルは述べています。

Octet プラットフォームは、包括的な特性解析ツールであり、抗体やタンパク質の定量をはじめ、医薬品やバイオ医薬品開発のさまざまな段階における幅広いアプリケーションにわたり、これまでにない使いやすさとコストパフォーマンスを実現しています。また、ELISAプラットフォームやHPLCプラットフォームの制限を回避することで、開発パイプラインの早い段階で情報に基づいた意思決定を行うことができます。Octet システムは、SLASの標準的なマイクロプレートフォーマットを使用しており、プレート内で直接、ハイスループットの自動結合分析を行うことができます。分析時のサンプル消費量が少ないため、貴重なサンプルを回収して再利用することができます。
Octetシステムは、幅広いダイナミックレンジにわたる多様な分子の優れた定量性とカイネティクスを提供し、150ダルトンの小分子を検出する感度を備えています。このシステムは、高親和性および低親和性の相互作用を測定できます。また、タンパク質と小分子の結合など、高速な結合反応を検出することができます。

パヤルは以下のように述べています:「シンプルであることは、実験や卓越した研究に自信と自由をもたらします。ザルトリウスの目標は、この新しい拡張可能なモジュール式のラベルフリー生体分子間相互作用解析プラットフォームで研究を加速させることです」「5,000件以上の査読付き論文で証明されている通り、研究者は、ザルトリウスOctetのイノベーション、サポート、専門知識を組み合わせることで、研究の進展に必要なデータや結果を、迅速かつ容易に得ています。」

Octet BLIの詳細は、ホームページをご参照ください。
https://www.sartorius.com/octet

Octet Rシリーズの詳細はこちら: https://www.sartorius.com/en/products/protein-analysis/octet-label-free-detection-systems/octet-r-series


■会社概要
ザルトリウスグループは、ライフサイエンス研究とバイオ医薬品業界の国際的なリーディングパートナーです。ザルトリウスグループのラボ製品・サービス部門は、革新的なラボ用機器や製品を提供し、製薬会社、バイオファーマ、アカデミアの研究や品質管理を行うラボのニーズに応えています。バイオプロセスソリューション部門では、シングルユースソリューションを中心とした幅広い製品ラインナップにより、お客様がバイオ医薬品やワクチンを安全かつ効率的に製造できるよう支援しています。ザルトリウスグループは、毎年平均して2桁の成長を遂げており、補完的な技術を買収することで、ポートフォリオを定期的に拡大しています。
2020年度には、約23億4,000万ユーロの売上高を達成しました。2020年末時点で、約11,000人の従業員がグループの約60の製造・販売拠点で働いており、世界中のお客様にサービスを提供しています。

ザルトリウス公式Twitter @Sartorius_Group ( https://twitter.com/SartoriusGlobal )とLinkedIn( https://www.linkedin.com/company/sartorius/ )をフォローしてください。
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プレスリリース提供元:@Press

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