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日東薬品工業株式会社

乳酸菌「ロイコ菌」が作る多糖に腸内細菌叢改善効果を確認 ― 3月18日の日本農芸化学会2017年度大会で発表 ―

(@Press) 2017年03月22日(水)16時00分配信 @Press

医薬品の製造販売を手がける日東薬品工業株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:北尾 哲郎、以下「日東薬品」)は、東京農工大学農学研究院 木村 郁夫テニュアトラック特任准教授(以下「東京農工大」)との共同研究で、乳酸菌(Leuconostoc mesenteroides NTM048、以下「ロイコ菌」)が作り出す菌体外多糖[*1](以下「EPS」)に腸内細菌叢を改善する効果があることを確認しました。また、それに伴い抗肥満効果も確認されたことから、生活習慣病に関連する疾患の予防に、ロイコ菌EPSが役立つことが期待されます。

本研究結果について、2017年3月17日(金)〜20日(月)に実施された日本農芸化学会2017年度大会にて発表しました。

【ロイコ菌EPS】
https://www.atpress.ne.jp/releases/124769/img_124769_1.png


日東薬品と東京農工大の共同研究において、マウスにロイコ菌EPSを摂取させて、腸内細菌叢に与える影響を確認しました。ロイコ菌EPSを摂取させたマウスの腸内細菌叢を解析した結果、セルロース[*2]を摂取させたマウスと比較し、腸内細菌数が増加しました。(図1)

(図1) https://www.atpress.ne.jp/releases/124769/img_124769_2.jpg

次に、腸内細菌叢の構成比を解析したところ、肥満型の人に多いファーミキューテス門[*3]の減少、一方で痩せ型の人に多いバクテロイデテス門[*3]の増加が認められました(図2)。バクテロイデテス門の中でも短鎖脂肪酸[*4]を多く産生することが知られているバクテロイデス属[*5]の菌数が有意に増加していることもわかりました。(図3)

(図2) https://www.atpress.ne.jp/releases/124769/img_124769_3.jpg
(図3) https://www.atpress.ne.jp/releases/124769/img_124769_4.jpg

上述の通りロイコ菌EPSを摂取させたことで腸内細菌叢の改善が認められたマウスの腸内では、セルロースを摂取させたマウスと比較して産生される短鎖脂肪酸量が増えることを確認しました。(図4)

(図4) https://www.atpress.ne.jp/releases/124769/img_124769_5.jpg

ロイコ菌EPSを脂肪の多い餌とともに12週間長期摂取させたマウスは、セルロースを摂取させたマウスよりも体重の増加を抑制しました。(図5)
短鎖脂肪酸にはエネルギー消費を促す効果や脂肪蓄積を抑制する効果があります。ロイコ菌EPSの摂取により腸内細菌叢を改善した結果、産生された短鎖脂肪酸によって、このような抗肥満効果が発揮されたものと考えられ、ロイコ菌EPSは肥満などの生活習慣病予防に役立つことが期待されます。

(図5) https://www.atpress.ne.jp/releases/124769/img_124769_6.jpg


■注釈
[*1]菌体外多糖
微生物が体外に産生する独特のネバネバ物質
[*2]セルロース
野菜や果物に多く含まれ、人も腸内細菌も消化、分解しにくい食物繊維のひとつ
[*3]ファーミキューテス門、バクテロイデテス門
いずれも腸内に生息する数百種以上の日和見菌などで構成される。腸内細菌と肥満の研究で著名なワシントン大学 ジェフリー・ゴードン氏の研究結果より、肥満マウスにはファーミキューテス門の細菌が多く、痩せているマウスにはバクテロイデテス門の細菌が多いことが報告されている。
[*4]短鎖脂肪酸
炭素数が6以下の脂肪酸。酢酸、プロピオン酸の他に酪酸や乳酸がある。
[*5]バクテロイデス属
バクテロイデテス門に分類される菌種のひとつで、短鎖脂肪酸を多く産生する。


■会社概要
名称  : 日東薬品工業株式会社
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
代表者 : 代表取締役社長 北尾 哲郎
事業内容: 医薬品の研究開発、製造販売、機能性食品の研究開発
URL   : http://www.nitto-pharma.co.jp/
プレスリリース提供元:@Press

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