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プレスリリース

百賢アジア研究院、早稲田大学

アジア次世代指導者奨学金プログラム 異文化交流サマープログラム、初の日本開催 総勢130人以上のアジアの学生が集結

(@Press) 2016年09月13日(火)13時30分配信 @Press

2016年9月12日、東京 ―― 百賢アジア研究院(BXAI)は、8月3〜24日に第2回百賢アジア研究院サマープログラムを開催しました。3週間にわたるプログラムは東京の早稲田大学で実施され、アジア次世代指導者奨学金プログラム(Asian Future Leaders Scholarship Program、略称:AFLSP)の奨学生がアジア諸国から一堂に会し、建設的な対話を通して相互理解を確立し、生涯にわたる友情を育みました。
2016年のサマープログラムは、異文化間の国際教育を通し平和と発展の促進を目指す次世代リーダーを育成するため、AFLSPのアンカー大学である早稲田大学の使命でもある、「異なる文化の架け橋を築く」という百賢アジア研究院のミッションに重点が置かれました。サマープログラムは8月24日に早稲田大学 国際会議場で閉会式をもって終了しました。


中国、日本、韓国の百賢アジア研究院のパートナー大学13校に現在在籍する130人以上の学生が、2016年サマープログラムに参加し、芸術、科学、政治、学術、非営利団体、企業の50人以上の著名な講演者と交流する機会を手にしました。このサマープログラムに、百賢アジア研究院のパートナー大学、官民部門の団体、有志の個人を含む、全体として百賢コミュニティーの200人以上が参加。東アジアに関連する国際課題をめぐる意見交換や刺激的なチームビルディング課題に取り組み、自己啓発・グループプロジェクトだけではなく、小旅行やスポーツ、芸術鑑賞を通じて交流をはかりました。

今年のサマープログラムは、アジア全域に関連する5つのテーマに着目しました。(1) 科学と持続可能性、(2) 東アジアの恒久的な平和、(3) 東アジアのポップカルチャーの影響、(4) アジアの貧困問題とグローバリゼーション、(5)高齢化社会とアジアにおける女性の役割です。2016年サマープログラムでは、急速に進化するビッグデータの世界における前例のない課題も取り上げました。
こうした課題は、若い次世代リーダーの知性のみならずビジネス感覚を研ぎ澄ましてくれるでしょう。情報をふるいにかけて情報過多を防ぎ、新たなアイデアと現実的な解決策を考案し、国境を越えた取り組みを推進し、切迫した課題を解決するには、知性とビジネス感覚の両方が不可欠です。

こうした5つのテーマと若手リーダーに求められる新たな要件に沿って、百賢アジア研究院は、AFLSP奨学生に基本的な起業スキルを身につけさせるため社会起業家ワークショップも実施。さらに早稲田大学教授陣の引率で、広島と東北の2チームに分かれ研修旅行も行いました。広島研修旅行では、奨学生は原爆被災地を訪れ被害者と交流し、アジア諸国の奨学生がともに第二次世界大戦の悲劇的歴史を振り返り、進むべき道について話し合いました。2011年3月に東日本大震災に見舞われた東北では、近年の最も壊滅的な自然災害のひとつである震災の被災地を見学し、復興と地域再生に取り組む東北の人々の固い決意に感銘を受けました。


閉会式では、恒隆地産会長でアジア・ソサエティー・グローバル・コーチェアのロニー・C・チャン氏の基調講演が行われ、2016年サマープログラムは感動的な閉幕を迎えました。チャン氏の講演は、8月3日のオープニングセレモニーでファーストリテイリング会長兼社長の柳井 正 氏、ハーバード大学名誉教授のエズラ・ボーゲル氏が行った刺激的な基調講演を受けたものでした。

チャン氏は「新世界の課題」と題した講演で、自身が属するベビーブーマー世代の功罪と、今日の若者の現在および今後の課題について考察しました。チャン氏は、多くの問題を次の世代に遺産として残すなど、ベビーブーマー世代は最も幸運でありながら最も我がままな世代だと嘆きつつ、そうした問題に立ち向かう方法について有意義なアドバイスをおくりました。基調講演後、チャン氏は質疑応答で奨学生と興味深い対話を交わし、「信念の重要性」についてこう強調しました。

「皆さんがどんな人間を目指すかについて、2つの提言があります。第一に、多文化理解者、少なくとも二つの文化を身に付けた人間になってください。そのためには外国語を学び、旅行し、幅広く読書し、さまざまな国・宗教・バックグラウンドの人と友達にならねばなりません。しかし何よりも、信念を貫くことが大切です。これは必須です。たとえ全世界を敵に回しても、決して孤立を恐れて妥協してはなりません。つまるところ、重要な転換点の歴史は常に、そうした信念を持った少数の人の手で書かれています。」

この日ではまた、百賢アジア研究院CEOのロナ・チャオ氏がBXAI Alumni Initiative Awardの設立を発表しました。これはAFLSP奨学生に対して、サマープログラムの主要テーマに沿った、社会的影響を与えるための研究プロジェクトを促すものです。百賢アジア研究院では、情熱と気力とビジョンを持つAFLSP奨学生たちが協力し、アジアの差し迫った課題の解決策を考案できると期待しています。チャオ氏は6人の奨学生との対談でこう語りました。

「このサマープログラムが今後も継続するよう、どうか奨学生の皆さんの力を貸してほしい。百賢アジア研究院も奨学生OB・OG同士のチームが協働する機会としてAlumni Initiative Awardを設立しましたし、この素晴らしい体験を後進の学生たちにも提供するための努力を続けていきます。奨学生OB・OGは今や200人を超えます。参加者やステークホルダーがつながりを維持し今後も成果を共有できるよう、一緒にこの百賢コミュニティーを堅固にしていきましょう。」

チャオCEOに続いて、百賢アジア研究院諮問会議メンバーで麻生セメント株式会社会長の麻生 泰 氏が、閉会の辞を述べました。麻生氏は、奨学生が広島と東北について学んだ研修旅行の意義を振り返り、奨学生に対し、サマープログラムを通じて築いた絆を大切にするよう促しました。

「このプログラムは発見の日々であり、皆さんは行ったことがない場所を訪れ、知らなかったことを学び、目からウロコが落ちるような会話を交わしたのではないでしょうか。この数週間で皆さんの心にまかれた理解と信頼の種を、大切にしてください。引き続き問題と向き合い、解決策を考え、文化を越えた頑丈な架け橋を築く中で、その種を長く続く有意義な友情へと育ててください。」

閉会式の締めくくりとして、2016年サマープログラム修了書が奨学生に授与され、最後に早稲田大学から来年のホストである国立台湾大学への引き継ぎが行われました。


■百賢アジア研究院について
百賢アジア研究院は2014年1月、ロナルド・チャオ(曹其)氏の私財を投じて設立された百賢教育基金会からの資金をもとに設立された非営利独立組織です。設立の根底には、教育こそが繁栄を続けさせると同時に持続可能で、争いのない現代アジアへの近道であるという信念があります。

百賢アジア研究院は、AFLSPを通して、百賢アジア研究院の核となる価値、使命、ビジョンを共有する奨学生、卒業生、学者、大学、企業、出資者、スポンサー、政府機関、慈善・非営利団体、個人の間で活力に溢れ協調性のあるコミュニティーを構築することによって、東アジア地域に異文化理解や学際的な視点を持った傑出した教育の場を提供していきます。

現在、そして未来に向けて力強い戦略を打ち出していくにあたり、百賢アジア研究院は百賢コミュニティーが誇る専門知識や経験に大きく支えられています。百賢アジア研究院はこのコミュニティーが今後も発展を続けると同時に人々にインスピレーションを与え、また受けることで、自分たちが持つ知識、サポート、つながりを共有し続けることを目指しています。


■早稲田大学について
早稲田大学は、AFLSP設立当初よりアンカー大学の1校であり、日本で行うサマープログラム2016ではホスト校としてその事業を支援しています。早稲田大学は国際的教育を通じての平和と発展の促進という理念を掲げており、アジアの著名大学8校との間でダブルディグリープログラムを持つほか、世界86か国の700校以上の大学と交換留学協定を結んでおり、その精神は百賢アジア研究院の使命と合致しています。

1884年に初めて海外からの留学生を迎え入れた早稲田大学にとって、グローバル化の推進は重要なミッションとなっています。この伝統は現代にも受け継がれており、5,000名を超える留学生が在籍する早稲田大学は留学生受入れ数において日本一を誇ります。


■アジア次世代指導者奨学金プログラムについて
アジア次世代指導者奨学金プログラム(Asian Future Leaders Scholarship Program、略称:AFLSP)は若いアジアの奨学生がアジアの他国で学び、異文化理解及び学際を意識したプログラムに参加し、志を同じくする学友や百賢コミュニティーを含めた様々な分野のリーダーと繋がることを手助けする、全アジアを対象とした取り組みです。中華圏、日本、韓国の9つの都市にある16の代表的な大学に在籍する優秀な学生を対象として、毎年105の奨学生枠を提供しており、学士号、経営学修士号、その他の修士号や博士号課程に在籍する奨学生の学費、生活費を支援しています。そしてアジアの文化的多様性を尊重できる次世代の指導者の育成を目標としています。

AFLSPはアジアの大学のキャンパス間において、学生が地域を越えて動くこと、異文化理解と学際を意識した学びの場を作ること、パートナーシップを構築していくことを応援しています。全ての奨学生に対し、パートナー大学16校(6校のアンカー大学と10校のパーティシペーティング大学)のうちいずれかの学士号、経営学修士号、その他の修士号や哲学修士号課程に在籍するために1年間、または2年間の奨学金が提供されます。

<アンカー大学>
一橋大学
香港科学技術大学
京都大学
北京大学
早稲田大学
浙江大学

<パーティシペーティング大学>
復旦大学
慶應義塾大学
九州大学
国立台湾大学
ソウル国立大学
上海交通大学
香港中文大学
香港大学
東京大学
清華大学

2016年にはAFLSPの第1期生が卒業しました。卒業生たちが活動的で緊密なネットワークを築き、ボーダーにとらわれないプロジェクトやイニシアチブを通して協力していくことを期待しています。
プレスリリース提供元:@Press

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