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ビクトレックスジャパン株式会社

ビクトレックス社、3Dプリンティング技術対応の新規PEEKポリマーグレードの開発に着手

(@Press) 2016年06月23日(木)11時00分配信 @Press

超高性能PEEKポリマーの分野で世界をリードするビクトレックス社(本社:英国ソーントン・クリーブリーズ)は元来射出成形や押出成形による大量生産に適したPEEKポリマーに、3Dプリンティング技術に対応した新規ポリマーグレードを追加すべく開発に着手したことを発表しました。ビクトレックス社は3Dプリンティングの技術開発を目的とした業界コンソーシアムにPEEKポリマーのトップメーカーとして参加しています。


■新規PEEKポリマーグレードについて
3Dプリンティング技術は従来の製造方法では実現できない非常に複雑な形状や幾何学形状を可能にするポテンシャルがあり、工業生産に大きな変革をもたらす技術として認識されています。超高性能で、高額・少量ロットで必要となる航空機搭載部品などはこの技術の恩恵を受けやすく、医療分野への応用も期待されています。

ビクトレックス社が着手を発表した新規グレードはコンソーシアムの主な焦点である航空宇宙産業を主なターゲットとしてしますが、医療分野をはじめ他分野への適用も検討しています。ビクトレックス社はこの新規ポリマーのIP(知的財産)を有しており、英国のイノベーション担当庁Innovate UKからプロジェクト推進のための資金援助も受けています。本コンソーシアムは、エアバス・グループ・イノベーション、EOS、エクセター大学、E3D-オンライン、HiEtaテクノロジーズ、サウス・ウエスト・メタル・フィニッシング、エイボン・バレー・プレシジョン・エンジニアリングなど3Dプリンティング技術界のリーディング・メーカーから編成されています。


■開発背景
新規PEEKポリマーグレード開発の主目的は、レーザー焼結(Laser Sintering、以下 LS)における粉末のリサイクル率の向上です。実現できれば、LSで必ず発生するポリマー粉末の廃棄物を大幅に削減することができ、環境負荷とともに製造コストも削減できます。また、フィラメントベースのプリンティングにおける膜間接着および表面仕上げの制御にも取り組む予定です。

コンソーシアムが現在実施しているプロジェクトは、2014年にエクセター大学で開催されたポリマーによる付加製造(Additive Manufacturing)に関する会議で着想されたもので、その会議でビクトレックス社は付加製造に大きな可能性を有する新規ポリマーについての初期成果を発表していました。エクセター大学では当時すでにPEEKポリマーによる付加製造に関する交流が活発化しており、それがコンソーシアム設立へとつながりました。

「この革新的なプロジェクトは、ビクトレックス社がPEEKポリマーの製造と供給だけでなく、PEEKソリューション開発のリーディング・カンパニーであることを示す非常に良い例です。私たちは、付加製造がもつ効率性を最大限に引き出すための新しいポリマーを開発する、というとてもエキサイティングな旅の出発点に立っています」とビクトレックス社CEOのデビッド・ハメルは述べています。本プロジェクトは2018年までに、従来の方法で製造できなかった複雑形状部品の製造、製品化までの時間短縮やコスト削減など、付加製造のあらゆる利点をPEEKポリマーで実現するための技術確立を目指しています。


【ビクトレックス社について】
ビクトレックス社(Victrex plc)は英国に本社を置く、超高性能ポリマーVICTREX(TM) PEEKを主軸とする高機能ポリアリルエーテルケトン製品のメーカーです。主な製品は、VICTREX(TM) PEEK、VICOTE(TM) コーティング、APTIV(TM) フィルムおよびVICTREX Pipes(TM)です。ビクトレックス社の高機能材料は、様々な産業分野で利用されており、多くの優れた特性をバランス良く発揮することで、コスト低減、高品質、他社製品との差別化といったメリットを顧客に提供しています。ビクトレックス社の全ての製品はISO 9001:2008により品質管理されています。ビクトレックス社および同社製品詳細は、 http://www.victrex.com/jp をご覧ください。
プレスリリース提供元:@Press

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