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富士フイルム株式会社

「写真技術を応用した、タッチパネル用薄型両面センサーフィルムの開発」第48回(平成27年度)日化協技術賞 技術特別賞を受賞

(@Press) 2016年05月26日(木)13時30分配信 @Press

富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、「写真技術を応用した、タッチパネル用薄型両面センサーフィルムの開発」で、一般社団法人 日本化学工業協会(会長:小林 喜光)の第48回(平成27年度)日化協技術賞 技術特別賞を受賞しました。5月26日(木)に日本化学工業協会総会(場所:パレスホテル)にて授賞式が行われます。

◆詳細は当社Webページよりご覧下さい。
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1073.html?link=atp

日化協技術賞は、化学技術の開発や工業化によって化学産業ならびに経済社会の発展に寄与した事業者を表彰する制度です。技術特別賞は、独創的で、かつ科学技術の進歩に寄与した製品や技術に関して授与されるものです。

〔業績の概要〕
<開発の背景>
スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコンでは、大画面やマルチタッチセンサーの採用が増えてきています。
現在、タッチパネル用センサーフィルムは、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)を使ったものが一般的に用いられていますが、ITOを使ったものでは抵抗値が高いため応答性が悪く、10インチを超えるような大画面サイズや、ペン入力やマルチタッチ入力などへの対応が困難といった課題がありました。さらにITOは原料のインジウムが希少金属で安定供給に不安があることや、インジウム化合物が特定化学物質に指定されているため環境リスクがあること、折り曲げ時に断線して抵抗値が上昇しやすいことなどがあり、代替となる材料が求められていました。

<開発内容>
今回の受賞は、タッチパネル用薄型両面センサーフィルム(製品名:「エクスクリア」)の開発に関するものです。
「エクスクリア」は、富士フイルムが写真フィルムなどの開発で培った銀塩写真技術を活用しています。写真の現像プロセスを応用して作製した現像銀に導電性を付与することで低抵抗を実現し、大画面サイズ、ペン入力やマルチタッチ入力への対応を可能としています。また、透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に、特定の可視光を反射しないマット感のある黒色調を持つ現像銀で微細なセンサーパターンを形成することで、高い透明性と屈曲性の両立も可能にしています。

〔製品特長〕
(1)低抵抗と高い透明性の両立
(2)センサーパターンと周辺配線を同時に形成可能
(3)薄型PET基材の両面へ電極形成が可能(従来は片面センサーフィルム2枚の貼り合わせ)
(4)曲げ、引っ張りに強い優れた屈曲性
(5)希少金属が不要で枯渇リスクや環境リスクが少ない

<産業上の価値>
近年、スマートフォンやタブレット端末などタッチパネルを採用した機器の需要は伸長しています。また、ノートPCやオールインワンPCの大型サイズ(11〜24インチ程度)にもタッチパネルの導入が進んでおり、タッチパネル市場は拡大しています。「エクスクリア」は、タッチパネル市場、特に今後も大きな成長が見込まれる10インチ以上のタッチパネルセンサー市場を支える材料として注目され、複数のメーカーに採用されています。両面にセンサーと周辺配線を同時に形成することによるモジュールプロセス簡略化、インジウムを使用しないことによる安定供給の実現や環境負荷低減にも貢献しています。さらに、高い屈曲性を活かし、3D、ウエアラブルデバイスなどのセンサーへの応用展開も期待されています。

富士フイルムは、今後も独自の技術を応用した高機能材料の研究開発を進め、人々の生活の質の向上に大きく貢献する製品を追求していきます。
プレスリリース提供元:@Press

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