「シンプル」を追求した、新しいOS

――森さんのお仕事について、簡単に教えてください。

マイクロソフト株式会社 森 洋孝氏

 私は、Windowsの製品マーケティング部で、個人ユーザーさん向けのマーケティングを担当しています。現在は発売間近ということで、Windows 7の特徴や移行方法などを、いろいろな場所でご説明しています。

――「Windows 7」という名前の由来は何ですか?

 由来は単純で、「7番目にリリースされたWindows」だからです。Windows 3.XまではOSのコードバージョンがそのままOSの名前だったのですが、Windows 4にあたるWindows 95からは、XP、Vistaなど、独自の名前をつける方針になっていました。今回の「Windows 7」は、原点に立ち返った命名といえますね。

――Windows XPやWindows Vistaという名称に比べると、ずいぶんシンプルな名前ですね。

 名前だけでなく、実は、Windows 7そのものが、「シンプル」をテーマに開発されたOSなんです。コンセプトワードは、「あなたと PC に、シンプルな毎日を。」。Windows 7という命名にも、そういう狙いが反映されているんでしょうね。

――Windowsの最新OSのコンセプトが「シンプル」なんて、珍しい気がします。

 そうなんです。これまでマイクロソフトは、最先端の技術で高い機能を搭載したOSを開発し、業界をリードしていく方向性で開発を進めてきました。そのため、今までは、Windowsの新しいバージョンが発売になると、「こんな新しいことができるようになりましたよ」という先端技術のアナウンスを前面に出していましたよね。

しかし、今回のWindows 7は、従来とは違うアプローチを取りました。「いま、ユーザーに求められている機能を実現する」ことを最優先に、まずはユーザーの声を可能な限り集約し、基本機能を策定したんです。

――何人くらいのユーザーからご意見が集まったのでしょうか?

 全世界の、約1100万人のWindowsユーザーに、「PCを使っていてどんなストレスを感じているか?」「次のWindowsに期待することは?」などのアンケートを採り、フィードバックをいただきました。

――1100万人はすごいですね! どのようなご意見がありましたか?

 「OSの起動を速くしてほしい」「動作が重い」「フリーズしにくい仕組みにしてほしい」「操作が煩雑だ」など、基本性能の向上を望む声がたくさん寄せられました。Windows 7の開発は、その要望ひとつひとつを仕様に落としこんでいくところから始まったんです。仕様を策定するまでに、マイクロソフトとしては異例なほど長い時間をかけました。

その結果、Windows 7では、PCを使う上での根本的な操作性のシンプル化や、パフォーマンスの改善が実現されています。もちろん新機能もいろいろとありますが、すべては、快適にPCを使用していただくための機能です。

――つまりWindows 7は、徹底的に「使いやすさ」を追求したOSなんですね。

 その通りです。私自身、β版の出た1月からWindows 7を使用していて、操作性の快適さは、今までで一番だと実感しています。個人的には、「Windows XPの使いやすさで、Windows Vista以上の性能を実現したOS」という印象ですね。

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