タツヤ:謎だ…。謎だ…。うーん、わからん…。この私をもってしてもわからん…。実に興味深い…。
みなみ:何をぶつぶつ言っているの?それに、今度はなんなの?その格好は。研究者?歯医者?
タツヤ:花粉症対策です。目も鼻もやられちゃって…。しかし、いいところに来ましたね。ちょっと一緒に考えて下さいよ。
みなみ:随分と上目線ね…。まずは、自分で考えたの?
タツヤ:も、もちろん、考えましたとも。でもわからないんです。この私をもってしても…。
みなみ:世の中、どちらかと言うとあなたをもってしてもわからないことの方が多そうね。まぁ、いいわ。それで何がわからないの?
タツヤ: A電機とB商事のことなんですよ。A電機は昨年度は最高益を更新したのに、今年度は大赤字になりましたよね。
みなみ:そうね。サブプライムによる金融不況で、米国への輸出が大幅に減少したからね。
タツヤ:そこなんですよ!B商事もA電気と同じように売上が減少しているんですよね。でも、黒字を維持しているんですよ!!
みなみ:なるほどね。リスクマネジメントとも関係するわね。
タツヤ:この流れは…。さてはまた、謎かけタイムですね…。
みなみ:そうよ♪さぁ、クイズよ!
Q. 今年度と昨年度のA電機、B商事の売上高と営業利益(固定資産や株などの金融商品の売却損益、評価損益は含まれない)は次のとおりです。
さて、両社の利益構造の違いはなぜ生じているのでしょう。もっとも適切なのはどれでしょうか?
1. A電機よりB商事の方が新卒採用数が少ない。
2. A電機よりB商事の方がグローバル化している。
3. A電機の方がB商事より売上金額にかかわらず固定費が高い。
4. A電機よりB商事の方が売上営業利益率が高い。