タツヤ:
みなみ部長。このところ株価が超下がってないですか?うちの株価も前月比で10%下がってますよー。
みなみ:
あら、よく勉強してるわね。
タツヤ:
僕、自社株買ってますから。
みなみ:
持ち株会ね。
タツヤ:
そうなんっすよ。なけなしの給料から少しずつ払って貯めた株がこのところ急激に下がって、超ヘコんでるんですよ。そういえば、少し前に株価が上がった時期ありましたよね?
みなみ:
ああ、新規ビジネスの立ち上げで米国のベンチャー企業を買収した時ね。
タツヤ:
あの時、売っとけばよかったなぁ~。同期がプロジェクトメンバーだったし、先に教えてくれればよかったのに~。
みなみ:
気をつけなさいよ。そういうの、インサイダー取引になる場合があるのよ。インサイダー取引って、どんな時かわかる?
Q. インサイダー取引について正いものはどれ?
1. タツヤは、会社役員ではないが、公表前の重要事実に基づいて取引をすればインサイダー取引の規制にかかる。
2. 会社が正式に買収を決定していないときの情報であれば、インサイダー取引にはならない。
3. インターネットに掲載された後でその情報にもとづいて株を売買するのであれば、インサイダー取引にはならない。