1. 身の安全を確保する。
2. すぐに避難出口から外にでる。
3. パソコンをシャットダウンする。
【答え】
1. ○
2. ×
3. ×
【解説】
震度7の地震が発生した場合、まず動けません。したがって、自分の周りにあるキャビネットや書棚などが倒れてきて圧死しないように、必死で机の下に隠れたりして身の安全を確保することがもっとも重要です。そのためにも、キャビネットや書棚の転倒が起こらないように事前に転倒防止対策をしておくことが重要となります。基本的には壁、天井、床等に固定することになりますが、天井等の固定する側の強度にも十分に気をつける必要があります。また、転倒するとした場合の方向にも気をつけたほうがよいかもしれません。
震度7の地震では、動けませんのですぐに避難出口からでるということは困難です。また、外が安全かどうかもわかりません。例えば、上から窓や屋外広告等が落下してくる可能性もあります。まずは、身の安全を確認してから行動するのがよいと思います。 パソコンの安否ですが、おそらくそれどころではありません。すぐに停電となるでしょう。また、スプリングクラーが作動し、パソコンに水がかぶり、パソコンが起動しなくなったり、データの復旧に手間がかかる場合があるので、データをサーバー上のみに保管するようにしておく等の対策をとっておくとよいでしょう。
丸山満彦(まるやま・みつひこ)
公認会計士。
大手監査法人に在籍 パートナー。
1992年大手監査法人に入社。1998年~2000年米国の監査法人に勤務。帰国後、リスクマネジメント、コンプライアンス、社会的責任、情報セキュリティ、 個人情報保護関連のコンサルティングを実施。
情報セキュリティ関連の政府委員を歴任。
内閣官房情報セキュリティセンター兼務。
情報システムコントロール協会(ISACA)東京支部理事
日本セキュリティ監査協会(JASA)幹事
デジタルフォレンジック研究会監事
JPCERT/CC監事
日本監査研究学会会員
情報ネットワーク法学会会員
[イラスト]
加藤 豪(かとう ごう)
大阪府出身。ユーモアを含んだ勢いとコントラストの強いカラーのイラスト、人の心理をテーマにしたちょっとシュールな4コマ漫画、短編等を制作しています。
■ホームページ : http://www.occn.zaq.ne.jp/kato5/