1. 上司につめより、直ちに表示を替えるように断固抗議する。

2. 取引先に連絡をして、直ちに表示を替えるように依頼する。

3. とりあえず、聞かなかったことに……

4. 社内の内部通報窓口に連絡をする。ない場合は、消費生活センターに連絡する。


【答え】


1. ×

2. ×

3. ×

4. ○



【解説】

 

食品の表示の偽装は、不正競争防止法違反となります。また、消費者を裏切る行為ですので、やめさせるべきでしょう。見過ごすことはできません。 しかし、上司に相談しても取り合ってもらえない可能性が高いでしょう。取引先に連絡をしても、やはり力関係から難しいかもしれません。 したがって、社内の内部通報窓口に連絡をするのがよいでしょう。もし内部通報窓口がないか、あっても信用できない場合は、都道府県にある消費生活センター等に相談するのがよいでしょう。

でも、そんなことをすると会社が倒産するかも……と心配になるでしょう。でも、上司のその行為はいずれ白日のもとに晒されるでしょう。そうすれば、同じことです。ちゃんと対応すれば倒産まではいかないでしょう。再起をかけてがんばることも可能です。どうしてもダメなら転職だって考えられます。ここで、見逃してしまうと人生に悔いを残すだろうと思います。


【監修者】
丸山満彦(まるやま・みつひこ)


公認会計士。
大手監査法人に在籍 パートナー。
1992年大手監査法人に入社。1998年~2000年米国の監査法人に勤務。帰国後、リスクマネジメント、コンプライアンス、社会的責任、情報セキュリティ、 個人情報保護関連のコンサルティングを実施。
情報セキュリティ関連の政府委員を歴任。
内閣官房情報セキュリティセンター兼務。
情報システムコントロール協会(ISACA)東京支部理事
日本セキュリティ監査協会(JASA)幹事
デジタルフォレンジック研究会監事
JPCERT/CC監事
日本監査研究学会会員
情報ネットワーク法学会会員


[イラスト]

加藤 豪(かとう ごう)

大阪府出身。ユーモアを含んだ勢いとコントラストの強いカラーのイラスト、人の心理をテーマにしたちょっとシュールな4コマ漫画、短編等を制作しています。

■ホームページ : http://www.occn.zaq.ne.jp/kato5/