B君 「あー、めんどうくさいなぁ」

A君 「いつものことだけど、どうしたんだよ」

B君 「例のお客様から、うちの顧客データベースに登録されている情報を訂正して欲しいっていう請求があったんだよね…」

Cさん 「それってお客様相談室の仕事じゃないの?」

B君 「そうなんですけど…、『情報を訂正するだけなのに手数料が1000円っていうのは高いだろう、1000円稼ぐのがどんなに大変か分かってるのか!』って直接こちらにクレームがきちゃったんです…」

A君 「うーん…。無駄に悩んでないで、お客様相談室に引き渡しちゃいなよ」

B君 「それが、うちのお得意様なんだよね。で、『おまえが内部でうまく立ち回って調整しろ』っておっしゃってるわけですよ」

Cさん 「ふーん、でも1000円が高いって、ちょっとおかしくない?他と大差ないはずよ。それに、そもそもお客様の登録情報を訂正するのに手数料なんてもらっちゃっていいんだっけ?」

A君 「そんなの、無料でさくっと訂正しちゃえばいいじゃない」

Cさん 「だめよ。お客様は平等に扱わないと。それに、手数料をとらないと社内規程に違反する、なんてことになったら大変じゃない」

B君 「あーぁ、僕たちにはどうしてこんな面倒臭い仕事ばかり来るんだろう…」

Q. 個人情報保護法上、正しいのはどれ?


1. 顧客より、個人情報の開示や訂正等を求められた際には、手数料を必ず徴収しなければならない。


2. 個人情報の開示等で徴収される手数料の額は、実費を勘案して合理的であると認められる範囲内において、主務大臣が定める。


3. 手数料は、個人情報の訂正や利用停止を求められた際には徴収することができない。

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