例年以上の猛暑を記録した今年の夏。
ピンクやイエローなどの色鮮やかなサンダルを目にしたことはないだろうか。
火付け役はアメリカ産のサンダルで、品薄状態が続く店も多かったという。人気の秘訣は何だったのか。G-Searchの「
新聞・雑誌記事横断検索」を使って調べてみた。
●火付け役は”クロックス”
今年大流行したカラフルなサンダルの火付け役はアメリカのサンダルメーカー、クロックス社のサンダルだ。新聞記事によると、日本国内では2005年夏の発売開始時は4500足だったものが、翌2006年には62万足を販売した。今年は200万足を目標にしているという。
クロックス社の代表的な商品は、サボ(木靴)型に通気穴がいくつも空いているユニークなデザイン。つま先部分が膨らんでいるため、指を締め付けることがない。また、大き目の通気穴が複数あるため通気性も抜群だ。
●ゆったりとしつつもフィットする不思議なデザイン
このサンダルの見た目はとてもゆったりしているように見える。記事によれば「フワフワした感触」らしい。それでいて、しっかりフィットしているというから不思議だ。
実際には、履いていくうちに体重と体温によって形が変わり、自分のサイズにフィットするという。疲れにくいといわれるのはこれが理由のようだ。
●手ごろな価格と自分だけのアレンジ
人気の秘訣は他にもある。
販売価格は3000円代から7000円程度。衝動買いが出来る金額に設定されていることから、街中で見かけてそのまま購入する人も少なくないという。
また、形は同じようでも自分だけのアレンジを加えられるもことも人気の一つ。
モデルによって異なるが、最大で31色から色を選ぶことができるのだ。また、通気穴につけられるアクセサリーは100種類を超え、最近ではアクセサリーを交換するのがトレンドらしい。
ユニークな見た目と履き心地の良さは口コミによって瞬く間に広がり、一大ブームを巻き起こした。人気の色は常に品薄状態で、神奈川県の葉山では「赤いクロックスを履いている人を見ると幸せになれる」という噂まで流れるほどだ。
●病院などでの普及も
このサンダルで利用している樹脂は、細菌が繁殖しにくい特殊な素材であるため、臭くなりにくいという性質がある。その衛生的な面が支持され病院の医師や看護師、患者にも好評を得ているという。
今後は特殊な素材を応用して、工場で働く人向けの商品やかばん、その他スポーツ用具などにも進出する計画があるという。
●夏が過ぎて
そろそろ暑さも峠を越え、涼しい日も増えてきた。
秋色が増え、まだまだ人気の衰えないサボ型サンダル。
まだ履いたことの無い人は、ぜひ一度この履き心地を試着してみてはいかがだろうか。
◆補足:エスカレーターでは注意が必要◆
履き心地の良さが売りである樹脂製の履物は注意も必要だ。
つま先の上下が樹脂やゴム製の履物は、エスカレーターの隙間に巻き込まれやすく抜けにくい。最近では事故も多発していることから、注意喚起する安全対策が定められ、側面のステンレス部分に潤滑剤を塗るように義務付けられた。
また、利用者側も注意が必要だ。小さな子供が事故に合うケースも多いことから、身乗り出しや手すりに寄りかかることのないよう保護者の監督を求めている。
(text by な)
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