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株式会社 集英社

世界中を巻き込んだ「知の覇権戦争」の実態を描く! 福井健策『誰が「知」を独占するのか ―デジタルアーカイブ戦争』(集英社新書)、9月17日(水)発売!

(DreamNews) 2014年09月16日(火)09時00分配信 DreamNews

「アーカイブ」は、過去の文書や映像・音楽などを収集・公開する「知のインフラ」であるが、その有効活用によって社会が得られる利益は莫大だ。しかし近年、そのデジタル化に伴い、「情報資産」を巡る国境を越えた覇権争いが激化している。グーグルやアマゾンなど少数の企業が世界の情報を支配しつつある一方で、お粗末極まりない日本の現状。本書では「知の覇権戦争」の最新事情と、日本独自の情報インフラ整備の必要性を説く。

この本の主役は「アーカイブ」です。
アーカイブとは、過去の文書や映像・音楽などの作品を収集し、保存し、公開する場所のことです。古くからある典型例は図書館や博物館ですが、医療データからフェイスブックに集まる膨大な写真まで、情報資産の集積は全てがアーカイブです。
そのアーカイブは、今、デジタル化・ネット化の爆発的な進行の中で大きく役割を拡大しつつあります。数千万点から時に1億点以上という信じがたい規模の過去・現在のコンテンツがネット上のデータベースで公開され、人々が自在にアクセスし活用できる社会が急速に到来しつつあります。
それは少資源の日本にとって、「知のインフラ」として社会と経済のゆくえを決定的に左右する存在になるでしょう。豊かな過去の作品をいつでも楽しめ、ビジネス活用できることにはとどまりません。情報の蓄積と公開は政治のプロセスを変え、地域と経済を活性化し、日本文化の国際発信を抜本的に変える可能性を秘めています。
他方でデジタル化はまた、少数の巨大ネット企業による世界的な情報流通の寡占化や選別・序列化をも急激にもたらしつつあります。その中で、日本のアーカイブ活動の多くは、「ヒト・カネ・著作権」という深刻な壁を前に苦闘を続けています。対処を誤れば、文化と価値の多様性は失われ、私たちは与えられたものを見るだけの「二等席の観客」の地位に甘んじなければならなくなる危険性もあります。
日本の政府と社会は、今よりはるかな大きなエネルギーをアーカイブ支援に割いて、今後10年以内に世界最先端のデジタルアーカイブを構築すべきです。
(「はじめに」より)
『誰が「知」を独占するのか ―デジタルアーカイブ戦争』
著者 福井健策(ふくい・けんさく)
定価:本体760円+税  ISBN  978-4-08-720756-9

【目次】
はじめに
第1章 アーカイブでしのぎを削る欧米
第2章 日本の大規模デジタル化プロジェクトたち
第3章 知のインフラ整備で何が変わるのか
第4章 「人・カネ・著作権」
第5章 最大の障害「孤児作品」
第6章 アーカイブ政策と日本を、どう変えていくか
あとがき

【著者プロフィール】
弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年東京大学法学部卒業。
米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)。
現在、骨董通り法律事務所代表パートナー、日本大学芸術学部客員教授。
thinkC世話人、国立国会図書館審議会・
日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムほかの委員・理事をつとめる。
主な著書に『著作権とは何か』、『著作権の世紀』(共に集英社新書)、
『「ネットの自由」vs.著作権』(光文社新書)など。
ツイッター:@fukuikensaku
http://shinsho.shueisha.co.jp/

【お問い合わせ】集英社広報部 03-3230-6314


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