「だっこひも」を知ってほしい一心で起業へ
── まず、以前は会社勤めをされていた園田さんが起業しようと思われたきっかけから教えて下さい。

園田(以下:園):トヨタ自動車を経て、コンサルタントの研究員として働いた後、1人目の子供ができたのをきっかけに仕事を辞めました。米国製のスリング(だっこひも)と初めて出会ったのは2000年、2人目の子供を育てる時でした。自分で購入したスリングを使ったら、ものすごく便利だったんです。「1人目の子供を育てている時にも使っていれば良かったなあ」という思いから、今どこかのアパートの1室で泣いているかもしれないお母さんに、この便利さを伝えたいと思ったんです。
ちょうどその頃、ボランティアで育児サークルを立ち上げていましたので、子育てをしているお母さんみんなの悩みが分かっていたのです。だからこそ、スリングの便利さを紹介したいと思ったんです。スリングを説明するチラシを広告代理店に勤めていた友人にお願いして作ってもらい、チラシだけでは説得力がないので、自分で米国製のスリングを個人輸入するようになりました。
最初は、ビジネスにしようとは考えていなかったのですが、スリングを広めたいという思いから活動しているうちに自然に起業になったという流れですね。
── スリングの個人輸入を始めて、その後ネットショップを設立されたのですね。

スリング:楊柳 クレープ/チョコトリコ
園:そうですね。育児サークルを通じて出会う助産婦さんにスリングのチラシを妊婦の方に配布してもらうようになりました。評判が良かったのでもっと多くの方に知らせたいと思い、何が一番良い方法かと考えた時、インターネットだと気が付きました。最初は大変でしたね。ホームページの作り方は何も分からないし、育児もあったので、街のパソコン教室に行って3日間でホームページを作れるようなりたいとお願いして、そこからネットショップの立ち上げを進めました。
── 起業に際しては、ご家族の反応はどうでしたか?
園:育児サークルをやっていましたので、夫は私がパソコンでインターネットを始めても、ボランティアで何かをやっているのだろうと思っていたようです。私も起業したという意識はありませんでしたので、売り上げがあると確定申告しないといけない、と思うくらいでしたね。(笑)






