シンクロもモノ作りも「エンターテインメント」

──まずはその起業された経緯や苦労された点を教えて下さい。


炭酸ガス配合 パック・洗顔:
TENDECICA

藪野(以下:藪)幼少時代から14年間ほど現役選手でシンクロをやっていまして、引退後の大学3年生の時に起業しました。引退後に先のことは、全然考えていなかったですね。化粧品に興味があり、自分が使いたい化粧品を作りたかったのですが、企業に就職するという選択肢は私にはなく、化粧品会社からオファーがあった訳でもないので、自然に起業したというのが私の流れでした。もし一般企業を受けても受かる自信もありませんでしたし。


最初は、スタッフも他にいなくてほとんど1人でした。もうすべて壁と言えば壁でしたね(笑)ただ、苦労した点と言うと、あまり思い浮かばないんですよね(笑)。後から考えると苦労だったかもしれないけれど・・・誰も経験したことがないことを経験できると言うことは、とても素晴らしいことです。人はそれを高いハードルと言うのかもしれませんが、興味があったからこそ始めたことです。最初は何もありませんでしたし、売れなかった時期もありますが、良い研究所に出会い、良い工場に出会い、良い販路に出会い、と少しずつ同時進行で前進することができました。


──ミウ・コスメティックス株式会社の商品の説明をお願いします。


藪:主なラインが二つ。一つ目が、スキンケアに炭酸ガスを使用しているスキンケアラインです。炭酸ガスの美容効果に注目しています。
炭酸ガスはヨーロッパでもともと医療技術として使われていたものです。女性だけではなく、性別と世代と関係なく、どんな方でも使えるスキンケア商品です。


もう一つのスキンケアラインは、ブエナビスタ ソシアル コスメというコスメラインです。国産の安心安全な原材料を、その地域ときちんとしたアライアンスを組んで、製品化する新しいブランドです。ザ・ゴールデン・アイショットというアイケアの製品は、長崎県五島列島でしか採れない厳選された椿油を使用しております。

──化粧品とシンクロとは、何か関係があるのでしょうか?


藪:シンクロはもともと“美“を追求するスポーツです。化粧品の本質とシンクロの本質は、まさにそのものですね。製品開発における関係については、私自身の肌悩みのエピソードがあります。シンクロの練習では、1日最長15時間くらい水中にいます。プールの水は、塩素が含まれていますから、長時間水中にいると肌が乾燥したり・・・。肌荒れの原因で、毛穴も乱れて、ニキビができたり、シワになりやすかったりと、トラブルに繋がる場合もあります。選手時代、自分の肌が敏感で悩んだので、自分はもちろん、どんな人でも使える化粧品を作ろうと思ったキッカケになりました。

悩みだけで製品を創ったらつまらないので、そこは、エンターテイメント性でリンクさせました。シンクロの世界観は美しさとエンターテインメントです。化粧品についても、モノを作ることについても、エンターテインメントと言う意味では、同じことだと思うんです。