RSSとは、ニュースやブログなど好きなウェブサイトの更新情報をまとめてチェックできる便利な仕組みだ。ユーザーは、これらの情報をまとめるために「RSSリーダー」と呼ばれるアプリケーションソフトウェアを利用する。

最近は、RSS対応サイトが増えた。ブログはもちろん、ニュースサイトや企業サイトのRSS対応も進んでいる。ネット選挙解禁をにらんでか、国会議員のサイトも既に3割近くはRSSを配信しているようだ。

メールマガジンを「閉鎖的」とすればRSSは「拡散的」だ。メールマガジンの場合、1人で登録できる本数が限られており、読者から情報が広がりにくい。一方RSSは、1人で数十、数百ものサイトを登録でき、負担なく更新情報をチェックできる。つまり、メールマガジンだったらふるい落とされていたコンテンツもRSSで拾われる可能性が圧倒的に高まるのだ。誰かが登録すると、新着RSSやRSSランキングなどのページに掲載され新たな読者のRSSリーダーに登録され伝播していく。

また、RSSを配信すれば自動的に生成される様々なサイトに自社の情報が流通するチャンスもある。こうして、インターネット上にコンテンツの見出しやリンクが広がっていくため、SEO(検索エンジン最適化)対策効果も見込める。

すでにインターネットブラウザやOSがRSS対応したほか、RSSリーダーの使用感も大幅に改善された。RSSは今後ますます身近になり普及していくことは間違いない。

そこで最も重要なのは自社のRSS戦略だ。自社の情報がインターネット上で流通し、RSSリーダーに登録されやすく、そしてユーザーが一度登録したら継続して読んでくれるような、シナリオづくりが重要だ。(保延裕子)


レッドクルーズ株式会社 代表取締役CEO
保延 裕子 (ほのべ・ゆうこ)

1963年生まれ。青山学院大学卒業後、ネット調査のレッドシェリフ(現ネットレイティングス)日本法人取締役を経て、2004年RSS配信サービスのレッドクルーズを創業。東京都出身。







(フジサンケイビジネスアイ 2008年06月10日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年9・10月号掲載)
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