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一見、時代錯誤に映るこのスタイル。しかし理にかなっているのです。創業間もない企業は3年で7割の企業が潰れるほど生き残りが難しい。いわば毎日が生きるか死ぬかの修羅場の連続です。そんな中、社員を集め一人ひとりの意見を聞く悠長な組織運営をしていては会社が潰れてしまいます。創業期は、天才的カリスマによる即断即決のトップダウンこそが最も生き残りに適していると言えます。
問題はいつまでそれを続けるか?ということ。
創業期を無事乗り切った企業は次のステージである成長期へ向かいます。創業期に確立した商品サービスや販売方法などの、いわゆる『勝ちパターン』を拡大再生産することで企業を成功へ導きます。しかし、ここに落とし穴がある。
本来なら、成長期にはトップダウンのカリスマ経営を卒業し、社員が自立・自走するボトムアップ的発想を組み入れた組織にしなくてはなりません。しかし、多くの企業は変われない。自立・自走への転換はまさに180度真逆の生まれ変わりであり、その変化についていけなくなるからです。成長期に突入した企業は、その多くがトップダウンで成功してきた企業ばかり。だからこそ、その成功体験に縛られ、余計に自らを変えることができないのです。
何より、生まれ変わりを阻む最大の抵抗勢力が、組織で最も力を持っているトップ自身であることが非常に多い。最も変わらなければならない筈のトップ自身が、最も変化を拒む。だからこそ多くの企業は生まれ変われず成長カーブに乗ることができないのです。
変われない企業に未来はありません。何が何でも生まれ変わらなければなりません。
そこで、指示命令型カリスマ経営からの生まれ変わりを支援する、専門のコンサルタント集団であるわれわれフェイス総研にたくさんの依頼が寄せられるのです。

小倉広 (おぐら・ひろし)
88年青学大卒後リクルート入社。企画、編集、組織人事コンサルティング室課長。ベンチャー数社の取締役を歴任。現在はビジョナリー経営専業のコンサルタント集団フェイス総研等五社を経営。
(フジサンケイビジネスアイ 2008年06月23日掲載)
(ベンチャーファクトリーニュース 2008年9・10月号掲載)
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