東京国立博物館は2010年1月21日から、併設する法隆寺宝物館(東京・上野)で、アップルのスマートフォン「iPhone」を使った館内ガイドを開始する。利用者がiPhoneを持って作品に近付くと、動画による解説を自動再生する。
位置情報サービスを開発するクウジットと協力した実証実験で、2月7日まで続ける。法隆寺宝物館の専用カウンターで「iPhone 3GS」を無料貸し出しする。別途、東京国立博物館の入館料600円がかかる。高校生以下は無料。
法隆寺宝物館は、奈良・法隆寺から皇室に献納された国宝や重要文化財など300件余りを収蔵、展示しており、紀元7世紀ごろの古い宝物が数多くそろっている。
フロアマップ
館内では無線LANの電波情報をもとにiPhoneを持った利用者の位置を推定し、現在いる場所や向いている方角に応じて、画面上にフロアマップを表示する。
作品を解説する動画は、特定の場所に近付くと自動で再生するほか、iPhoneに表示したフロアマップから手動で作品を選んで、繰り返し閲覧できる。また展示室ごとにテキストによる詳しい解説集も読める。
さまざまなガイド機能を、iPhoneのタッチスクリーンに軽く触れたり、本体を引っくり返したりといった直感的な操作で利用できるのが特徴。
紹介作品一覧
なおこの実験は、法隆寺宝物館で貸し出すiPhone 3GSのみに対応し、外部から持ち込んだiPhoneは使えないので注意が必要だ。
東京国立博物館は、iPhone上で作品の感想を尋ねるアンケートを行ったり、利用者の承諾を得たうえで、館内をどのように見て回ったかを記録したりして、館内サービスの改善に生かす。クウジットは2010年春ごろから、こうした博物館ガイドのシステムを外部に販売する予定。






