「上場、無理!」の理由とは?
そもそも上場企業がMBOし、会社を非公開化するというのは何が決め手になるのでしょうか?それは、究極的には上場していることによるベネフィットと上場し続けるためのコストとの関係で決まります。 コストがベネフィットを上回っていれば会社の非公開という選択肢がクローズアップされることになります。
増田社長は、2月3日に開示された「MBOの実施及び当社株式等に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ」(PDF50ページに渡る超大作です)の中で、上場に関するコスト(そして、ベネフィットの無さ)として以下のようなものを挙げています(以下、『』の内側は当該意見表明からの引用になります)。
- 情報開示のコスト
CCCは、独自に発表する決算資料が充実しているなどIR活動に積極的な会社という認識でした。しかし、その積極的な姿勢が自らの競争優位を削いでいるというのです。「もう情報開示したくないよ!こっそりやらせてくれ」ということすね。
- 株式市場からの資金調達というベネフィットの少なさ
一般に、上場することのメリットとして挙げられるのが「株式市場からの資金調達のしやすさ」です。この点、増田社長は「そんなもの必要ない」と言っているわけです。
実際問題として、上場後に株式市場から大規模な資金調達をするというのは頻繁に起こるものではありません(だからこそ昨年見られた大幅増資は問題視されたわけです)。






