バルサミコ酢を使って「おしゃれレシピ」を
レシピコンテストにおいてチームとしてまずやらなければならないことは、テーマの設定である。対象はあくまで一般のユーザーなので、料理のプロにしかできないようなテーマだとハードルが高すぎるし、逆に何でもよいからつくってみてくださいというのでは、ユーザーは戸惑ってしまう。
編集部ディレクター
白取一洋氏
編集部ディレクターの白取氏は、「この商品にまずトライしてもらうためにどうするか? そこで、クリスマスパーティーなどの『ハレの日』に、これを使ってちょっとおしゃれな料理をつくってみませんか、ということをメンバーに提案しました」と、テーマ設定の流れをこう振り返る。
一方、商品部の志賀氏は、それまでクックパッドに投稿された約67万品のレシピの中から、バルサミコ酢を使ったものを検索してみた。その結果、4000品以上がヒットした。「バルサミコ酢のハードユーザーは、イタリアンに限らず、和食などにもうまく使いこなしていることがここで改めて分かりました。ところが、全く使ったことのない人も多いので、バルサミコ酢を使った普段のおかずを募集してもあまり反応はないはずです。事前調査からも、『ハレの日』のおしゃれレシピというテーマは、とってもいいと思いました」(志賀氏)。コンテストの応募期間は2009年12月14日から12月28日まで。クリスマスというハレの日がある季節の特徴を生かしたテーマ「バルサミコ酢を使ったおしゃれレシピ募集」がこうして決まっていった。
商品部
志賀美穂氏
ユーザーに楽しく応募してもらうためには、各賞のネーミングも重要なポイントとなる。メンバーたちは、「みんなでわいわいパーティー賞」「二人でお祝い記念日賞」「家族でにぎやかだんらん賞」という三賞を設けた。つまり、こんなシチュエーションにぴったりのレシピを考えてみてください、というメンバーたちからのメッセージがここに込められているわけである。
この結果、2週間の募集期間中に415レシピの応募があった。また、該当商品の売り上げも、コンテストを実施した2009年12月は前年同月比で約130%の伸びを示し、翌2010年1月でも約120%アップと好調さを維持し続けていて、このレシピコンテストが成功だったことを裏付けている。
クックパッド社内の入り口には、これまでの
レシピコンテストの概要がホワイトボードにまとめられている






