“Win-Win-Win”のビジネスモデル
クックパッドのコンセプトは、料理レシピの投稿・閲覧を通じて、ユーザーが「食べたい! つくりたい!」とワクワクする場を提供し、毎日の料理を楽しみにしてもらうことだ。現在、1日当たり約800件のレシピが投稿されている。また、このレシピに刺激されて料理をつくってみたユーザーが、できあがった料理を写真に撮り、コメントを付けて投稿することもできる。このような仕組みがユーザーの支持を受け、投稿されるレシピの数は増加の一途をたどっているところである。
広告事業部
山口豪志氏
月間915万もの圧倒的なユーザー数を誇るクックパッドだが、この人気を支えるもう一つの大きなファクターが、さまざまなテーマで年間100回以上も実施される「レシピコンテスト」だ。その仕組みについて広告事業部の山口豪志氏は、次のように解説する。「食品や調理器具メーカーなどの商品を『お題』にして、クックパッドを利用しているユーザーからオリジナルのレシピを募集します。メーカーは、実際に商品を使用するユーザーからその商品の新しい活用法や評価をダイレクトに得ることができますし、ユーザーはその商品を評価し、レシピをつくる楽しみを味わえます」。
このレシピコンテスト実施により、クックパッドには広告収入が入ってくる。この仕組みは2005年あたりから徐々に形づくられ、クックパッドのしっかりとした事業基盤となっている。メーカー、ユーザー、クックパッドの3者で“Win-Win-Win”の関係をつくっているのが、このビジネスモデルの強みである。山口氏はさまざまなメーカーに対して営業を行い、先方の意向をヒアリングしながら、その意向を反映させたレシピコンテストの企画を提案している。
「多くのメーカーは、自社でレシピ募集などのイベントを開催しても、その後集まったレシピを活用する機会がありませんでした。クックパッドの場合、コンテストに応募されたレシピはずっと残って公開され、誰でも閲覧できますから、ある商品に関して持続的に情報を発信していけるわけです。そのあたりも、メーカーの方々に注目していただけている点だと思います」(山口氏)。
ユーザー数が急増しているクックパッド。
2006年2月には103万人だったユーザー数は、2010年2月時点で915万人に






