送り込まれた29歳の執行役員

商品本部 管理本部
執行役員
湯浅智之氏
2006年1月から、ロッテリアは新体制に入った。企業の経営支援を手がけるリヴァンプ(東京都港区)は、経営チームをロッテリアに送り込む。そのなかの一人が、現在、商品本部 管理本部 執行役員を務める湯浅智之氏だ。
ロッテリアが生まれ変わるためには、店舗運営、商品開発、マーケティング、購買など、あらゆる機能を見直して改善する必要がある。湯浅氏はその多くを任されていた。課題は山積みだったが、一番大きな問題はコストだったという。
湯浅氏は「できるだけフラットな目で、ロッテリアという組織を見るようにしました。そこで気付いたのは、あらゆる業務でコストがかかりすぎていたということです。一般的にコストは“削る”という感覚もしれませんが、業務が正しくなれば、結果として企業体質も当然スリムになる。それがコスト削減の本質だと思います」と語る。
情報を正確に読み込む。会議で正しく議論する。ビジネスの方向性を定めて意思決定する。非常に月並みだが、これらをきちんと行うことで、結果的にコストが削減されるのだという。しかし当時、湯浅氏は29歳。突然やってきた20代の人間の指示に、心から賛同して行動する社員は多くはない。
その点について湯浅氏は「今でこそ冷静に当時の状況を語れますが、そのときは毎日毎日が精一杯でした。社員一人ひとりがロッテリアを自分の手で良くしていこうと思わなければ、会社は元気になりません。業務を改善するためには、長くロッテリアに在籍するベテラン社員の協力が不可欠でした」と振り返る。

開発メンバーのなかには“本当に発売できるの?”という声もあった
「絶品チーズバーガー」












