ガリガリ君の「世界観」を形にする
1990年代から、アート・ディレクターとして赤城乳業の商品パッケージ・デザインを手掛け、今ではガリガリ君全般のクリエイティブ・ディレクターとして、手腕を発揮しているのが高橋俊之氏である(右上写真)。高橋氏は、ガリガリ君のプロモーションをスピーディーに行うために、2006年に設立されたばかりの「ガリガリ君プロダクション」に属している。
「2000年の全面リニューアルのとき、ガリガリ君のキャラクターを描いてみないかと声を掛けていただいたのが、ガリガリ君と本格的に付き合うようになったきっかけです」と高橋氏は語る。今では新フレーバーの商品パッケージ・デザインや、テレビ・雑誌などの広告制作、他社とのコラボ企画におけるデザインを一手に担当している。マーケティング担当の萩原氏も「彼しかガリガリ君は描けないんですよ」と全幅の信頼を寄せる。
「ガリガリ君の『ドジで間抜けだけど、いいヤツ』といったキャラクターは、いつの時代でも絶対に譲れないポイントです。それに新鮮さも加味しながら、“元気で、楽しく、くだらない”ガリガリ君の世界観を形にしていくところが、私の腕の見せどころだと思っています」(高橋氏)。
ガリガリ君に関する新デザインなどのクリエイティブ・ワークについては、高橋氏と「ガリガリ君プロダクション」にすべて一任されている。前編で述べたミーティング「ガリガリ君プロジェクト」にもちろん高橋氏も参加している。デザインにおけるコンセプトについても、マーケティング、開発、デザインなど部門を超えて常に確認し合うことで、各新商品やプロモーションとしっかりリンクし、かつ一貫したガリガリ君の世界観を形にできるのである。






