29歳、27万円で起業

安藤昌さんが治験の業界で独立しようと思ったのが、2004年。当時、29歳。治験業界は右上がりの急成長していた時。六畳一間の事務所でスタートした。独立前から5年ほど治験業界で働いていたが、リフォーム会社でペンキ塗りをしたり、保険セールスをしていた時期もあった。

「資金繰りは、取引先に借りにいきましたね。3年前に資本金27万円で開業しました。起業時は、27万円の資金で始めたのですが、月額売り上げが3000万円くらいまでに成長しました。当時は、資金が足りなくなれば、取引先に100万、200万と借りていましたね。起業時に2名だったスタッフも今は、90名になりました。」(安藤)

治験・臨床試験は医学の発展に欠かせない、とても重要なプロセス。今まで治らなかった病気の治療薬や今までより効果のある薬が世の中に出ることによって多くの患者を救えるようになる。日本では、2000年から治験の広告が解禁になったが、日本の治験・臨床試験は世界に比べて遅れていると言われる。原因のひとつとして、治験参加者の不足があげられる。残念ながら日本での治験・臨床試験の認知度や理解度がまだまだ欠落していることが理由である。