仕事を頑張るほど、家族との時間が減ってしまう
企業研修の営業や講師の仕事を始めて4年ほど経った2003年ごろ、関根雅泰さんは、本を読んだことがきっかけで、会社を辞めずに小資本で起業することをテーマにしたコミュニティ「週末起業フォーラム」を知った。この頃は「独立する気はなかった」(関根さん)というが、ここで紹介された「メールマガジン」の仕組みに興味を持ったという。

まぐまぐでは「殿堂入り」を果たした
メルマガ「学び方の上手い人・下手な人」
「ちょうど長女が生まれる頃で、予定日前後に、会社に無理を言って5日間ほど休みを取ったんです。でも結局この日に生まれず、時間が空いてしまった。『暇だったので』と言うと奥さんに叱られそうですが(笑)、ホームページを作ってみたんです。それで、せっかくなのでメールマガジンを始めてみました」(関根さん)
それが、今も続いている「学び方の上手い人・下手な人」などのメールマガジンだ。こうして情報発信をしていく中で、「独立」が自分の働き方の選択肢として、大きくなってくる。「理由は2つほどあります。大学時代から、『日本の教育を何とかしたい』と考えていましたが、サラリーマンを続けていると難しいのではという気がしていました。サラリーマンをしていると、どうしても自分の発想や人間関係が会社を中心としたものになってしまう。『日本の教育』を考えるのであれば、地域社会や学校、企業、個人など、幅広く関わる必要があるのではと考えていました」(関根さん)
「もう一つの理由は、家族です。仕事を頑張れば頑張るほど、家族と過ごす時間が減ってしまう。『日本の教育を…』と言っていながら、まず自分の子供の教育にさえ、じっくり関わることができないのでは本末転倒ではないか、と思いました」(関根さん)。しかし、この時点では「独立」を考えてはいたものの、「何で独立するか」については、まったくわからなかったという。











