【自分の名前で仕事をする】
探し当てた「ちょうどいいバランス」(前編)
イラストレーター兼大学講師 ごんだきょうこ
「イラストレーターと言っても、雑誌に連載をしていたり本を出しているわけではないですし、大学講師と言っても非常勤ですから…」
似顔絵を得意とするイラストレーターで、メディアリテラシーなどの大学講師を務めるごんだきょうこさんの話しぶりは謙虚だ。しかし実は、吉本ファンの間では知る人ぞ知るイラストレーターでもある。「ゴンダキョーコ!なんで俺らの似顔絵を書かないんだー!」と、若手漫才師のお笑いのネタに登場したほど。吉本興業が運営する携帯サイトの中の、「よしもとタレント図鑑」、「ケータイよしもと」では、ごんださんが描いた吉本芸人のイラストが多数ダウンロードできる。

ごんださんの似顔絵イラストの一部
今の形が私のスタイル

自宅の仕事用パソコン
吉本ファンでなくとも、ごんださんのイラストを目にしたことのある人は多いはずだ。TBS「アッコにおまかせ!」、「オールスター感謝祭」などテレビのバラエティ番組やクイズ番組に登場するイラストのフリップでも活躍中だ。
そして、ちょっと驚く組み合わせの「二足のわらじ」だが、ごんださんはイラストレーターのかたわら、2つの大学で非常勤講師も務めている。筑波学院大学で「メディアリテラシー」を教え、武蔵大学ではメディア社会学のゼミも担当している。
ただ、ごんださんはこうも語る。「万が一、大学の常勤の仕事があったとしても、私にはバランスが取れないんじゃないかと思うんです。イラストの仕事も同じです。デザイン会社にフルタイムで勤めたりはできない。バイタリティのある人はフルタイムの仕事をしながら、もう片方の仕事をやっていけるかもしれませんが、私にはそれは無理。今の形が私のスタイルなんです。今の状態だからこそ、イラストの仕事はもちろん、担当する講義やゼミそれぞれに100%のエネルギーを注いで頑張ることができるんです」

