厚労省の発表したデータによると、メタボリックシンドローム該当者とその予備軍は、40~74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人といわれ、メタボ市場は2,000万人にも上ると推計されています。当然のことながら、この市場の拡大を見越して、多くの企業がビジネスに健康の要素を取り入れ始めていますが、果たして、メタボ健診に関する生活者の意識の実態は・・・

今回は、メタボリックシンドロームについての生活者の意識調査の結果(オアシス調べ)について解説していきたいと思います。

「メタボ健診」の認知度は

――実際のところ、どのくらいの割合の人が「メタボ健診」の存在を知っているのでしょうか

下記のグラフは、5月初旬に弊社の会員を対象に行った自社調べのデータですが、グラフ1を見ていただくと、93%の人が「メタボ健診が始まったことを知っている」と答えている一方で、「メタボ健診の診断基準を全部知っている」と答えた人は6%に過ぎず、まだまだメタボ健診という名称だけがひとり歩きしている現状が伺えます。

グラフ1

上記の結果を如実に表しているものとして、弊社が2008年3月に創刊した、メタボ解消がテーマのフリーマガジン「メタボ読本」(全国約1,100か所の病院の待合室に設置)の成功事例があります。

この媒体は営業開始直後に広告枠がすべて埋まりました。「メタボ」というキーワードに、生活者の購買意欲を刺激するパワーがあると考えているメーカーが非常に多いことを実証しています。

ビジネスという側面から見ると、おそらく、少なくとも今後半年は「メタボ」というキーワードだけで様々な健康志向商品やサービスが開発され、玉石混淆の状態が続いていくと予測しています。