住宅ローン失敗の1番の原因は『借り入れ金額』


質問

【相談者プロフィール】

結婚3年目で子供ができた小林夫婦。ご主人は上場企業のサラリーマンで、年収は680万円、ちょっとおなか周りが気になりだしている32歳。奥様は31歳で、結婚と同時に退職して、専業主婦に。ふたりの夢は、郊外に一軒家を持つこと。


小林夫:「ローンのことはあまりよく分からないので、1から教えてほしいんです」

Mr.ローン(以下L):「それでは、ローンを組む上で最も大切なことをお話しましょう」

小林夫妻:「それが聞きたいんです」

ふたりは声をそろえて言った。

L:「ではまず、簡単な問題を出しましょう。住宅ローンの支払額を決める要素は、『借り入れ金額』『借り入れ期間』『借り入れ金利』の3つ。この中で住宅ローンの失敗の1番の原因となっているのは?」

小林夫:「そうですね、『借り入れ金利』かな?」

小林妻:「えーと、『借り入れ金額』かしら?」

L:「奥様が正解!」

小林夫:「マグレなんだ、マグレ」――奥様は少しふくれっ面に……。

L:「ご主人、いけませんよ。こういう時こそ奥様を褒めて差し上げなくては」

小林夫:「そうですか…。すごいすごい」

小林妻:「心がこもってない!」

Mr.ローンはやれやれという顔で解説を始めた。

L:「住宅ローンの失敗といえば、返済ができなくなってしまうことですね。ということで、上記3つの要素の失敗パターンをよく検討してみましょう」と言って次の表を見せた。

3つの要素の失敗パターン

L:「これらをよく見ると、いずれも金利や家計の変動により支払い不能に陥るリスクがあることが分かりますね。つまり『借り過ぎ』『借り入れ期間が短すぎ』『変動金利』のセットが1番問題となるんです」

小林夫:「でもそんな人は少ないんじゃないですか?」

Mr.ローンは、少し黙って悲しそうな顔をした。

L:「残念ながら、私の推計では全体の30%程度はそういうローンを組んでいるんですよ」

小林妻:「そんなにいるんですか?」

L:「もっと問題なのは、ここ最近の変動金利が安すぎて、そういった人たちが自分が借り過ぎと思っていないことなんです」

小林妻:「それでは、私たちはどうすれば?」