【最前線!消費者主導の商品開発】
<第一回>
新しい「ものづくり」に参加してみませんか?
~「ビジネススペース」の新たなる挑戦、「ビジネスアイテム研究室」~
「コクヨ×コミュニティ」

ビジネスパーソンの集うSNS「ビジネススペースβ版」で新しい企画がスタートしているのをご存知だろうか。
業務を効率化して「ワークライフバランス」の実現に一役買う「ビジネスアイテム」の新しいアイディアを、コミュニティで議論しようというものだ。
いいアイディアが出た場合には、オフィス事務用品のリーディングカンパニー「コクヨ株式会社(およびコクヨS&T株式会社)」が商品化を真剣に検討する。
世の中に「ユーザー参加型」と称する企画物は沢山あるが、その多くは企業側がある程度の商品イメージを持って開始し、話題づくりや告知の手段としてユーザー参加型という形態を取ることが多い。しかし今回のこの企画ではよくある商品販促の一環としてのユーザー参加型企画ではなく、本当にゼロからの企画・商品化を目指している。したがって、最悪の場合は商品化にこぎつけないという可能性もあることは主催側として示唆している。 あくまでコミュニティの力で商品開発を試みようという実験的かつ強気な挑戦である。
アイディアに対する個人への報酬は前提としていない。あくまで商品開発に参加して、自分の意見を商品につなげる喜びを分かち合おうというのが、このコミュニティの狙いだ。
開始からおよそ三週間で、全部で約250程度の意見が投稿されている。この規模のSNSの一つのコミュニティとしては、かなり多い意見数であり、ビジネスパーソンの感心の高さがうかがえる。
実はニフティ上で一般参加型の商品開発プロジェクトが動いたのは今回が初めてではない。話はパソコン通信のフォーラムの時代に遡る。とある機種のパソコンフォーラムで自然発生的に「よりよいパソコンバッグが欲しい!」という会話が成され、話が盛り上がっていくうちに、パソコンバッグを製作できるメーカーを巻き込んで実現したという。完全に「参加者主導」でのムーブメントであった。当時でも数万円する高価なものになったパソコンバッグだが、500個がまたたく間に完売したという。

