【まとめ】
「仕事は自分で考えてやるものだ!」
たしかに、それは正しいですし、上司から与えられた業務に関しては、「自分で考えてやり抜く!」という気持ちが大事です。しかし、「この仕事を誰に割り振るのか?」といった、ひとつ次元の高い仕事は、あなたの仕事ではなく、上司の仕事になるのです。
ですから、「え、この仕事は本当に私がやっていいの?」と思った場合は、自分でやるかやらないかを判断せず、上司に確認をしましょう。選択肢1にあったように、「身が持たないので勘弁してください」というのは、上司の判断を仰がず、自分で「やる」「やらない」を決めてしまっているところも問題なのです。
野球で考えるとわかりやすいと思うのですが、監督が「打て!」と指示を出したなら、 打者は、どうやったらピッチャーからヒットを打てるか真剣に考えます。また、監督が「バントだ!」と指示を出したなら、打者はうまく打球を転がすことを考えます。打者が『打つ』か『バント』をするかを考えてはいけません。
「誰が何をするか?」という作戦は、あくまでも監督が立てるものであって、選手が作戦を考えはじめたら、チームはグシャグシャになってしまうのです。仕事もそれと同じであって、「誰がどんな仕事をするのか?」という部分は、上司に任せましょう。そのために、上司がいるのです。

齊藤正明氏(ネクストスタンダード代表)
@niftyビジネス人気連載「今日からなれるファシリテーター」の著者。1976年東京生まれ。 北里大学水産学部卒。大学卒業後、民間企業の研究所に入社し、『マグロの保 存剤』の開発に携わる。入社2年目のとき、上司から「マグロの保存剤の開発を成功さ せるには、お前は一回マグロ船に乗ってこい」と理不尽な命令をされるも、断りきれず マグロ船に乗せられる。嫌々乗ったマグロ船であったが、人間関係がギスギスしやすい 閉ざされた空間だからこそ、素晴らしいコミュニケーション術がたくさんあり、笑顔で 働く漁師たちに感銘を受ける。マグロ船を降りたあと、漁船での体験を元にファシリテーション術を自社に導入し成功。その後独立し今に至る。代表著書に『活きのいい案がとれる!とれる!マグロ船式会議ドリル』(こう書房)、『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』(マイコミ新書)がある。
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[イラスト] 加藤 豪(かとう ごう)
大阪府出身。ユーモアを含んだ勢いとコントラストの強いカラーのイラスト、人の心理をテーマにしたちょっとシュールな4コマ漫画、短編等を制作しています。







