回答<3>・・・30点


こうしたテンパった状況で、「どんどん案を出せ」と言っても無駄です。きっと、案など出ないでしょう。


たとえ案が出たとしても、進行について気をつけている人がいないと、“舵取りのいない船”になってしまい、本題とはまったく違うことを話してしまうケースも多いです。


<まとめ>


回答1の通り、みんなから協力をもらうことで会議がうまくいったら、あとで参加者に対してお礼を伝えましょう。


そうすればまた協力をしてくれると思いますし、次もまた、参加者の本気度が高い、いい話し合いができるでしょう。


その結果、徐々にあなた自身の評価も上がるはずです。


マグロ船に乗せられれていたとき、船長は漁師たちからとても尊敬されていました。


船長が指示することに、漁師たちは「えー、それ、俺がやるんか?」と笑いながら言うことはあっても、最終的には指示通りに作業をしていました。


船長に、「どうしてみんなから尊敬されるようになったんですか?」とたずねたら、「一人ひとりのええところを褒めたり、指示通りにやってくれたことはちゃんとお礼を言うちょる」と話してくれました。


私たちは自分を良く見せるため、ついつい「どうしたらもっと褒めてもらえるか?」「敬ってもらえるか?」を考えてしまいがちです。


しかし、船長の話では、「“どうしたら自分が褒められるか?”を考えるのではなく、“相手のいいところを見つけたり、感謝を伝えることが大事ど」と習いました。


自分自身で考えても、たしかに“とっても仕事ができる人”より、“自分を認めてくれる人”の近くにいたいと思います。


これはきっと、ほとんどの人がそう思うのではないでしょうか?


会議においても、「進め方がわからなくなったので、案があれば教えてください」という言い方で参加者の能力を発揮させる場をつくり、いい会議が創れたら参加者にお礼を伝えるという形が、出席者にとっても、「自分が出た意味があった」という満足感を感じさせることができるのです。


ですから次の会議では、「自分の腕を見せよう!」と力むより、出席者の力を借りて、自分の実力以上にいい会議をつくることを目指してみてはどうでしょうか?



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ひょんなところから乗り込んでしまったマグロ漁船。そこは意外にも、より良い仕事をするためのコツに溢れていた!マグロ漁船での体験を活き活きと描きながら、明日から仕事が楽しくなるヒントを教えてくれる一冊。


齊藤 正明(さいとう・まさあき)
ネクストスタンダード代表

1976年東京生まれ。北里大学水産学部卒。大学卒業後、民間企業の研究所に入社し、『マグロの保存剤』の開発に携わる。

入社2年目のとき、上司から「マグロの保存剤の開発を成功させるには、お前は一回マグロ船に乗ってこい」と理不尽な命令をされるも、断りきれずマグロ船に乗せられる。
嫌々乗ったマグロ船であったが、人間関係がギスギスしやすい閉ざされた空間だからこそ、素晴らしいコミュニケーション術がたくさんあり、笑顔で働く漁師たちに感銘を受ける。

マグロ船を降りたあと、漁船での体験を元にファシリテーション術を自社に導入し成功。その後独立し今に至る。著書に「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」がある。雑誌などの掲載多数。

ネクストスタンダード ホームページ

http://www.nextstandard.jp/


[イラスト]

加藤 豪(かとう ごう)

大阪府出身。ユーモアを含んだ勢いとコントラストの強いカラーのイラスト、人の心理をテーマにしたちょっとシュールな4コマ漫画、短編等を制作しています。

■ホームページ : http://www.occn.zaq.ne.jp/kato5/