1. 「私はアケミちゃんを知らないので、わかりません」と、正直に答える

2. 何も思いつかなかったので、適当に何か言ってみる

3. 意見の取っ掛かりに、前に出た案の欠点を指摘していい対策を引き出そうとする


【答えと解説】


漁師たちの他愛のない雑談も、職場での会議も、話し合いの場を盛り上げる極意は同じです。こんなところに、漁師たちのファシリテーション能力の高さを見ることができます。


回答<1>・・・50点


かしこまった職場の会議ならば尚更、このような答え方をしてしまう人は多いのではないでしょうか?確かに本当のことですし、自分の正確な情報を、相手に伝えることができるという面においては模範的な回答かもしれません。


私も当時、「アケミちゃんのことは知らないので、何ともいえません」と回答をしてしまいました。すると、あとで船長から次のような注意を受けました。


「答えとしてはおうてても、それじゃ場がシラけるじゃねーか。場に元気がなくなると、誰も仕事をする気にならねーんど」と教えてくたのです。


自分の発言は、『合っているか/合っていないか』という観点だけでなく、『自分の発言が、みんなを元気にするか/シラけさせるか 』という観点でも考える必要があります。



回答<2>・・・90点


あまり解決にはならない意見でもとりあえず言ってみることは重要です。


漁師たちの会議でも、「ガリガリ君、一年分プレゼントとかはどげーか?」というとってもくだらない発言もあり、「おまえは、ホントにくだらないことを言うのー」と、笑いが起きました。


結果、くだらない発言は、『くだらない意見でも許される雰囲気』をつくります。


会議において、最初からいい意見が出ることはまれです。最初に、くだらない意見がたくさん出るからこそ、それを参考にして誰かがいい意見を思いつくのです。


ですから、適当でもいいので、何かを発言し、どんな意見でも許される雰囲気をつくることが必要なのです。それが良い意見を生み出し、結果を残す会議の場の作り方です。