【イベントレポート】モテる!コミュニケーション講座 (5月9日開催)
なぜいま、モテなのか? モテるビジネスパーソン像を明らかにする!

ここからは2択問題を使った、実践的な内容へとはいってゆく。 Aさんに「キミって本当に不思議な人だね。回りにはいなかったよ」と言われるのと、Bさんに「あなたはホントにわかりやすい人ですね。知り合いの○○さんにそっくり」と言われるのと、どっちがうれしく感じるだろうか?と井上氏は問いかける。客席は、「Aさん」の方に手を挙げる人が圧倒的に多い。そのうちの一人が、「自分のことをよく見てくれてる感じがする」という理由を述べる。
井上氏は「耳の形がいいですね」と言ったら男性から喜ばれたという自身のエピソードを紹介する。「よく見てるねー、と言われたんです。耳の形ですよ。何がいいんだかわからないじゃないですか(笑)」。ドッと会場から笑いが起きた。
「一般的に人というのは、それまで人から指摘されたことのない『未知なるもの』を評価されると快感を覚えます。これは、相手の可能性を広げるお手伝いをすることに繋がるんです。それをぜひ、してあげてください」。ほめる対象は耳の形でもいいし、頭蓋骨の形でもかまわない。「人の未知なる可能性を見つけて、そこを評価する。それが相手のニーズにこたえる1つの方法であり、モテの原因をつくることです」。
身を乗り出すようにして真剣に聞いている人もいれば、お酒を飲みながら楽しそうな表情で聞いている人もいる。来場者たちは、「モテ」をめぐる井上氏の話を聞きながら、それぞれの頭の中で、さまざまな思いをめぐらせているのだろう。

次の問いかけは、「趣味が大きく異なる人と、趣味の合う人では、どっちが接しやすいと感じるか?」というもの。ほぼ全員が「趣味の合う人」に手を挙げた。 「でもお仕事の場面では、価値観が合う人とだけ接するわけにはいきませんよね」。
ビジネスシーンでだれもが多かれ少なかれ苦労するこの部分。打開策は、「こちらから言葉を投げかけるのではなく、相手の思いや言葉を、相手が自分の言葉で発するように仕向ける」というものだった。初対面の相手は、自分のポイントとなる言葉をあげて自分を紹介するはず。だから、そのポイントとなる言葉をヒントに、相手が何を話したいのかうまく聞いてあげるようにする。「そうすれば口説くワザなんて何も持ってなくても、『この人はとても好感のもてる人だ』と思ってもらうことができます」と井上氏。
「『この人にとって何がいいのか?』を考えてあげる。そして『それをどんなふうに与えてあげるか?』を考えてあげることが、モテる『結果』を得るために重要なことではないかな、と思います」。にこやかにそう語る井上氏の方を見て、たくさんの来場者が何度も深くうなずいていた。(3ページ目へ続く)

